大宮神社さんに協力いただけることになりました

地元の大宮神社さんに協力していただけることになりました。

大宮神社 由緒
祭神は、大宮賣命(別名アメノウズメノミコト)、大年神、御子聖神を祀る

明治6年2月村社に列せられ、創建は正慶元年(1332)9月。元禄7年(1694)9月に再建その時の位置は現在の社殿よりやや東方にあり、明治26年(1893)9月に現在地に移された。

祭日は10月10日である
境内末社には、八幡神社(誉田別天皇)、若宮神社(若宇賀賣神)、宮坂神社(素盞鳴尊)

野中の田楽 

野中の田楽は、ビンザサラ役と太鼓役による踊りの隊形や、踊り方、伝承演目などから、平安時代から鎌倉時代にかけて、主に職業芸能者である田楽法師が演じた田楽の姿を良くうかがわせる伝承として注目されるものである。ビンザサラを様々に変化させて扱うところにも特色がある。
本件は、京都府京丹後市弥栄町野中にある大宮神社の祭礼に奉納される芸能である。ビンザサラ役5名と太鼓役4名、笛役、小鼓役各1名で演じられる。


ビンザサラは、約60枚の短冊形の板の一端を紐で綴り合わせた楽器である。一枚の板の大きさは、長さ約20㎝、幅約3㎝である。ビンザサラ役は少年か少女が務めることになっており、最年少の一人はビンザサラを持たず手拭いを持って踊る。ビンザサラ役と成人男性が務める太鼓役がそれぞれ縦一列に並ぶ二列編成が踊りの基本の隊形で、ビンザサラ同士、太鼓同士で向き合ったり、ビンザサラと太鼓が向き合ったり、相互に場所を入れ替わったりしながら笛の旋律にあわせて踊る。


ビンザサラ役がビンザサラを手に持ち踊る「飛び開き」「ハグクミ」「ササラ踊り(オリワゲ)」、ビンザサラを膝前に置いての「手踊り」、扇を持って踊る「扇の舞(ユリ舞)」が伝承されている。ビンザサラを高く掲げたり、頭上でひねったり、片手で持って高く上げ、上体を後ろに反らせるなど、ビンザサラを鳴らすだけではなく、様々に変化をつけて扱いながら踊る。