クラウドサーファー2レビューの結論|滑らかさ重視のデイリートレーナーとして買う価値はあるか

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クラウドサーファー2が気になっていても、実際に知りたいのは見た目の印象ではなく、ジョグで気持ちよく使えるのか、前作よりどう変わったのか、そして価格に見合う走りを返してくれるのかという現実的な部分ではないでしょうか。

Onのシューズはデザイン人気が高い一方で、モデルごとの性格差がかなり大きく、柔らかいと思って買ったら意外に転がり感が強かったり、反発を期待したら日常ジョグ寄りだったりと、名前だけで選ぶとズレが起こりやすいブランドでもあります。

とくにクラウドサーファー2は、CloudTec Phaseを使った滑らかな接地感と、Speedboardを省いた自然な重心移動が魅力とされる一方で、爆発的な反発やレース向けの鋭さを求める人には評価が分かれやすく、合う人と合わない人がはっきり出るモデルです。

この記事では2026年4月時点で確認できるOn日本公式ページOnのプレス向け技術資料、さらに海外レビューで繰り返し指摘されている履き味の傾向を照らし合わせながら、クラウドサーファー2の結論、設計の特徴、向く練習、比較候補、購入前の注意点まで、レビュー記事として実用本位でまとめます。

クラウドサーファー2レビューの結論

先に結論を言うと、クラウドサーファー2は柔らかさを売りにしたシューズというより、着地から蹴り出しまでの流れを滑らかに整えてくれるデイリートレーナーとして評価するのが最もしっくりくる一足です。

そのため、毎日のジョグを気持ちよく続けたい人、足運びの雑味を減らしたい人、Onらしい洗練された見た目も欲しい人にはかなり相性が良い一方で、テンポ走や5kmのような鋭いスピード感を主戦場にしたい人には優先順位が下がります。

価格は国内公式で税込20,900円の位置づけで、安さで勝負するモデルではありませんが、履き心地、通気性、普段使いもしやすいデザイン、ジョグ中心の使いやすさまで含めて考えると、用途が合えば満足度は十分に高い部類です。

日常ランの満足度

クラウドサーファー2のいちばん強い持ち味は、速く走らせることではなく、いつものジョグを雑に感じさせず、足が前へ転がっていく流れを自然に整えてくれる点にあります。

Onのプレス向け技術資料では毎日のトレーニング用でロードの短中距離向け、日本公式のコレクションページではEveryday runningでSmooth rideと整理されており、この時点でレース特化ではなく日常の気持ちよさに軸があることが読み取れます。

実際に複数のレビューを見比べても、快適性、滑らかさ、アッパーの上質感、普段履きとの両立を評価する声が多く、逆に爆発的な推進力を評価の中心に置いているレビューは少ないため、毎日使って飽きにくい万能ジョグシューズとして理解するのが適切です。

言い換えると、走力が高い人のメイン練習用というより、忙しい日に無理なく距離を積みたい人や、走る習慣を気持ちよく続けたい人の主力候補として光るモデルだと考えると失敗しにくいです。

滑らかなクッション

クラウドサーファー2のクッション性は、沈み込むほど柔らかいというより、接地の角を丸くして足がすっと前へ流れる感覚を作るタイプで、ここがいわゆる厚底のふわふわ系とは大きく違います。

公式はCloudTec PhaseとHelionフォームの組み合わせを強調しており、各Cloudパーツが順に圧縮してかかとからつま先へのスムーズな重心移動を支えると説明しているので、単純な反発量より連続性のある乗り味を狙った設計だと理解できます。

前作の2023年版Cloudsurferがかなりソフトで軽快だったという評価と比べると、クラウドサーファー2はやや密度感のあるフォームに変わったという見方が多く、柔らかさ一辺倒ではなく、潰れすぎない安定したクッションに寄せた印象です。

このため、接地が強めでもバタつきにくい一方で、雲の上のような極端なソフトさを期待すると肩透かしを感じる可能性があるので、柔らかい靴ではなく滑らかな靴として見たほうが評価は安定します。

安定感の出し方

見た目はニュートラル系のスマートなシューズですが、クラウドサーファー2は不安定に揺れるタイプではなく、接地から離地までの動きが素直なので、日常ジョグで安心感を得やすいモデルです。

安定感の理由は硬いガイドパーツで強引に支えるからではなく、フォームの密度感、ミッドソール形状、接地の流れ、アウトソールの見直しによって、着地のブレを抑える方向に調整されているからです。

そのため、強いサポート機能が欲しいオーバープロネーション向けシューズほどの矯正感はありませんが、ニュートラルシューズとしては十分に安心して使いやすく、前作より落ち着いた乗り味と感じる人が多いのも納得できます。

逆に、Onらしい硬質な反発をイメージしている人は、安定感の質がスピードのための硬さではなく、毎日履ける穏やかな整い方であることを把握しておいたほうが、購入後のギャップを避けやすいです。

速さの限界

クラウドサーファー2でもペースアップ自体は可能ですが、速い動きが楽しくなるシューズかと言われると、答えはやや慎重になり、メインの持ち場はやはりイージーランからやや速めのジョグまでです。

公式でもSpeedboardを載せず、なめらかなライド感を前面に出しているため、Cloudflow 5やCloudmonster 3のように推進力や反発の演出を明確に狙ったモデルとは、そもそもの設計思想が異なります。

海外レビューでも、快適で扱いやすいが高価格帯のデイリートレーナーとしては反発が控えめで、速い練習を最優先する人には別候補のほうが合うという指摘が複数見られるので、スピード性能は補助的と考えるのが自然です。

したがって、サブ3.5前後の練習でテンポ走やインターバルまで1足で済ませたい人には少し物足りず、ジョグの快適さを軸にたまにビルドアップもこなすくらいの使い方に収めると長所がよく出ます。

サイズ感の本音

サイズ感については、日本公式がレギュラーかつ表記通りのサイズと案内しているように、基本はいつものOnのサイズ選びで大きく外しにくいモデルです。

ただし、シュータンの作りや履き口の当たりが前作よりしっかりしたという感想が多く、足入れの安心感は増した反面、甲高の人や前足部にかなり余裕を求める人は、試着で圧迫の有無を見たほうが安全です。

ランニング用として選ぶなら、普段履きの余裕感ではなく、薄手から標準的なランニングソックスを履いた状態で、つま先に適度な遊びがあり、かかとが浮かず、中足部を締めやすいかを優先して確認したいところです。

普段使い中心ならジャスト寄りでも問題ありませんが、夏場のロングジョグや爪トラブルを避けたい人は、夕方の足がむくんだ時間に合わせて確認するほうが、実運用に近いサイズ選びになります。

耐久性の見立て

クラウドサーファー2は耐久性を最優先した重厚モデルではないものの、前作よりアウトソールとトレッドが再設計され、プレス向け技術資料でも耐久性向上が明言されているため、日常使いでの安心感は確実に増しています。

とくにOnの旧世代で気になりやすかった小石の噛み込みや、アウトソール周りの頼りなさを心配している人にとって、今作はかなり現代的な日常トレーナーへ寄せてきた印象があります。

もちろん、ラバー量が極端に多い長寿命シューズほどの武骨さはありませんが、ジョグ中心でローテーションに入れる使い方なら、アッパーの質感も含めて価格相応の持ちを期待しやすい構成です。

一方で、荒れた路面を毎回長く走る人や、ヒールを引きずる癖が強い人は、よりラバーの厚いモデルや、トレイル寄りの用途ならCloudsurfer Trail 2のような別設計を選んだほうが納得しやすいです。

長所と弱点

クラウドサーファー2の評価を端的に言うなら、毎日気持ちよく履ける完成度の高さが長所であり、速さへの尖りが弱いことが弱点です。

買ってから満足しやすいかどうかは、この長所と弱点を先に受け入れられるかでほぼ決まるので、見た目やブランドイメージだけでなく、練習の中心をどこに置くかで判断するのが重要です。

  • 長所は滑らかな接地感、通気性の良いアッパー、扱いやすい安定感、普段履きにもなじむデザイン性です
  • 長所はSpeedboard非搭載による自然な足運びと、ジョグでストレスを感じにくい乗り味です
  • 弱点は高価格帯の割にスピード感が控えめなことと、強い反発を期待すると物足りなさが出やすいことです
  • 弱点はドロップ表記が公式資料間で8mmと9mmに分かれており、数値に厳密さを求める人が少し迷いやすいことです

特に最後のドロップ表記の違いは、日本公式ページが8mm、プレス向け技術資料が9mmとしているため、実際の履き味としてはおおむね中高ドロップ寄りと捉え、数値だけでなく接地感で判断するのが現実的です。

総合すると、誰にでも絶対おすすめという万能型ではなく、ジョグの気持ちよさを高く評価する人に刺さるモデルであり、評価が割れるのはその設計思想がはっきりしているからだと考えられます。

スペック要点

数値面だけを見るとクラウドサーファー2は極端な軽量モデルでも極厚モデルでもなく、あくまで日常のロードランを滑らかにこなすためのバランス型に位置づけられます。

ただし、公式ページとプレス向け技術資料では重さとドロップの表記に差があるため、カタログ値は測定条件の違いも含むと理解しておくと混乱しにくいです。

項目 内容
国内公式価格 20,900円
重量 261g表記
技術資料重量 260g EUメンズ42
ドロップ 国内8mm 技術資料9mm
スタック 32mmヒール 23mm前足部
カテゴリー Everyday training Road running
特徴 CloudTec Phase Helion Speedboard非搭載

この表から見えてくるのは、クラウドサーファー2が記録更新のためのレーシング寄りシューズではなく、毎日のランを滑らかに整えることを優先した設計であり、数値もその役割に素直に収まっているという点です。

スペックだけで決めるなら派手さは薄いものの、履き心地と用途が噛み合えば十分に価値を感じやすいので、次は設計の中身をもう少し具体的に見ていきます。

クラウドサーファー2の設計をレビュー

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クラウドサーファー2を理解するうえでは、単に前作の後継機として見るより、Onが日常トレーナーの快適さをどう再定義したかという文脈で見るほうが、進化の方向が見えやすくなります。

今作はアッパーだけを少し直したマイナーアップデートではなく、軽量エンジニアードメッシュ、洗練されたシュータン設計、最適化されたアウトソール形状など、日々の使用感に関わる部分を地道に詰め直したモデルです。

その結果として、数字以上に感じるのは足運びの整いやすさであり、ここを理解すると、なぜクラウドサーファー2が記録狙いより普段の主力として評価されるのかが見えてきます。

CloudTec Phaseの狙い

クラウドサーファー2の核はCloudTec Phaseにあり、各Cloud要素が順番に圧縮することで、接地衝撃を一点で受けるのではなく、流れの中で受け止めるような乗り味を作っています。

しかも今作はSpeedboardをあえて入れていないため、Onの中では足の動きに対して干渉が強すぎず、板の反発で押し出すより、ローリング感で次の一歩へつなげる設計になっています。

この違いはテンポ走では反発の少なさとして感じやすい反面、ジョグでは足裏の情報が過剰に硬くならず、気張らず走れるというメリットに変わるので、練習強度が高くない日ほど価値がわかりやすいです。

つまり、CloudTec Phaseの魅力は派手な一発ではなく、毎日使っても疲れにくい自然さにあり、クラウドサーファー2はその思想をかなりわかりやすく体現したモデルだと言えます。

アッパーの完成度

今作のアッパーは通気性の高いメッシュを採用し、シュータン構造や刺繍アイレット、オーバーレイの見直しも入っているため、見た目の上質感だけでなく、足を入れたときの整い方が前作よりわかりやすく改善されています。

レビューでも、履き口やシュータンのしっかり感、足入れのしやすさ、普段履きにも使いたくなる質感を好意的に挙げる声が多く、ここは単純なラン性能だけでは測れない満足度の源泉になっています。

  • 通気性を取りやすいメッシュで暑い時期のジョグに向きやすいです
  • シュータンの改良で甲の当たりが整いやすくなっています
  • 刺繍アイレットと補強の入り方により安っぽさが出にくいです
  • 過剰なレースフィットではないため日常用途にもなじみやすいです

一方で、レースシューズのような薄く鋭い一体感を求める人には少し穏やかに映る可能性があり、ここでも今作が日常トレーナー寄りであることがよく表れています。

アッパーの評価が高いシューズは結局履く頻度が増えやすいので、クラウドサーファー2の価値はミッドソールだけでなく、毎回気持ちよく履ける入口を作っている点にもあります。

前作からの変化

前作の2023年版Cloudsurferは、Onの中でも新しいソフト路線を印象づけたモデルでしたが、クラウドサーファー2はその感触をそのまま増幅したというより、少し引き締めて実用性を上げた後継機と見るほうが実態に近いです。

とくに重量、ドロップ、フォームの密度感、アウトソールの耐久方向への見直しは、数字とレビューの両方から変化が読み取りやすく、前作の柔らかさをそのまま期待すると印象がずれる可能性があります。

比較項目 2023年Cloudsurfer Cloudsurfer 2
発売時期 2023年3月 2025年2月
重量目安 245g 260から261g
ドロップ 10mm 8から9mm
乗り味 かなりソフト やや引き締め
狙い 滑らかで軽快 滑らかで実用的
印象 新鮮さが強い 安定感が増した

この変化を見ると、クラウドサーファー2は単純な上位互換というより、より幅広いランナーが日常で使いやすい方向に調整されたモデルであり、前作ファンほど差を理解して選ぶ価値があります。

前作のやわらかさが好きだった人は試着や短い実走確認をしてから決めるべきで、逆に前作が少し頼りなく感じた人には、今作のほうが明らかにハマりやすいです。

走る場面別に向き不向きを整理

どれだけ完成度が高いシューズでも、向くメニューと向かないメニューを分けて考えないと評価はぶれやすく、クラウドサーファー2はまさに使い方で満足度が大きく変わるモデルです。

とくにジョグ、回復走、長めのイージーランでは長所が出やすく、反対にテンポ走やレースペースの維持では別モデルに譲る場面が増えるため、ローテーションの中での役割設定が重要になります。

ここではランニングメニュー別に相性を整理して、クラウドサーファー2を主力にすべき人と、サブ扱いにしたほうがいい人の違いを明確にします。

イージーラン適性

イージーランや回復走におけるクラウドサーファー2の評価はかなり高く、着地の硬さを強く感じにくいのに沈み込みすぎず、一定のテンポで淡々と走りやすい点が強みです。

Speedboardがないことで足が勝手に押し出される感じは控えめですが、そのぶん力みが減り、朝ランや仕事後の軽いジョグでも過剰な主張がなく、走り始めの数分で体を整えやすい感覚があります。

特に、最近の高反発系が少しうるさく感じる人や、脚のコンディションが万全でない日に穏やかな一足を履きたい人には、この自然な乗り味が大きなメリットになります。

反発が少ないことを弱点ではなく、気持ちよく続けるための静かな良さと捉えられる人なら、クラウドサーファー2はかなり使用頻度の高いシューズになりやすいです。

ロング走の実力

クラウドサーファー2はロング走にも一定の適性がありますが、その評価は距離そのものより、どのペースでどんな目的のロング走をするかで変わります。

公式の技術資料では短中距離向けとされつつ、日本のCloudsurferコレクションでは日常ラン用として整理されているため、速さを伴うロング走より、負荷を上げすぎない持久走で真価が出るタイプと考えるのが自然です。

メニュー 相性 理由
90分前後のジョグ 高い 滑らかで脚にやさしい
LSD 高い 過度な反発がなく一定で走りやすい
マラソン完走狙いの練習 高い 安心感と快適性が両立しやすい
マラソンレース本番 中程度 完走重視なら可だが記録狙い向きではない
ロングの変化走 やや低い 反発の鋭さが足りない

フルマラソンを完走目標やサブ4.5前後で考える人なら本番候補にもなり得ますが、サブ4より上を狙って終盤のペース維持を重視する人には、より推進力のある別モデルのほうが武器になりやすいです。

つまり、ロング走に使えるかという問いへの答えはイエスですが、楽に長く走るためのロング向きであり、速く長く走るためのロング特化ではないと整理すると判断しやすくなります。

避けたいメニュー

クラウドサーファー2でこなせなくはないものの、わざわざこのモデルを選ぶ理由が薄いメニューもあり、そこを理解しておくとローテーションの失敗が減ります。

特に短いインターバルや高強度のテンポ走では、反発の手応えよりも滑らかさが前に出るため、頑張った分だけ進む感覚を求める人には少し鈍く感じやすいです。

  • 400mから1000mのインターバルを主目的にする使い方は優先度が低いです
  • 5kmや10kmの自己ベスト更新を狙う本番用としては選びにくいです
  • 起伏の大きいコースで強く蹴って登る練習では別モデルが有利です
  • 雨の日の荒れた未舗装路ではCloudsurfer Trail 2のほうが安心です

こうしたメニューには、公式でFast runsを掲げるCloudflow 5や、より推進力の強いCloudmonster 3のほうが明確に向いており、クラウドサーファー2は日常ジョグ担当に据えるのがいちばんきれいに役割分担できます。

用途を欲張らず、気持ちよく距離を積む担当として割り切るほど、このシューズの評価は上がりやすいです。

Onの他モデルと比べると選びやすい

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クラウドサーファー2を単独で見ていると評価が曖昧になりがちですが、Onの近いカテゴリーのモデルと比べると、何を得て何を手放すシューズなのかがかなり明確になります。

Onは見た目の方向性が近くても中身は大きく異なるので、価格差だけで判断するより、どのモデルが自分の練習の中心にハマるかを役割ベースで比べるのが失敗しにくいです。

ここでは購入候補に入りやすいCloudsurfer Max、Cloudmonster 3、Cloudrunner 3を軸に、クラウドサーファー2の立ち位置を整理します。

Cloudsurfer Maxとの差

Cloudsurfer Maxは同じCloudsurfer系でも、二層のCloudTec Phaseを使ったより厚く柔らかなロング向きモデルで、重量は292g、ドロップは6mm、価格は23,100円と、クラウドサーファー2より明確に上のクッション志向です。

そのため、毎日のジョグに加えて長い距離をより楽にしたい人や、着地衝撃の軽減を最優先したい人にはCloudsurfer Maxが魅力的で、クラウドサーファー2はより軽く、日常で取り回しやすい側に立ちます。

言い換えると、クラウドサーファー2は軽快な日常ラン向き、Cloudsurfer Maxは楽に長く走るための快適性重視であり、同じ家系でも狙っているランナー像がかなり違います。

脚への優しさを最優先して価格差も許容できるならMax、街履きとの両立や軽さ、日常使いの万能感を重視するならクラウドサーファー2という切り分けがわかりやすいです。

比較表で立ち位置を確認

近い価格帯のOnモデルを横並びにすると、クラウドサーファー2がどこで勝ち、どこで譲るのかが一目で整理できます。

以下の表は公式情報をベースに、用途と設計思想が近いモデルを日常ラン目線で比較したものです。

モデル 価格 重量 特徴 向く人
Cloudsurfer 2 20,900円 261g 滑らか 自然 Speedboardなし ジョグ中心
Cloudsurfer Max 23,100円 292g 厚め ソフト ロング向き 長距離重視
Cloudmonster 3 24,200円 295g 反発 推進力 Speedboardあり 元気よく走りたい人
Cloudrunner 3 18,700円 311g 安定感 幅広い支持性 安心感重視
Cloudflow 5 23,100円 278g Fast runs 高反発 スピード練習重視

この比較からわかるように、クラウドサーファー2は最軽量ではないものの、安定感と軽快さと日常の快適性のバランスが良く、尖りすぎないこと自体が価値になっているモデルです。

逆に、何か一つの性能を最大化したい人は、Max、Monster、Runner、Flowのように目的が明確なモデルへ寄せたほうが、支払う金額に対して納得感を得やすいです。

選び分けの目安

モデル選びで迷ったときは、どれが優れているかではなく、自分が走る日の大半をどのシーンで占めているかを基準にすると、かなり結論が出しやすくなります。

クラウドサーファー2は、毎日のジョグを快適にしつつ、見た目も妥協したくない人の真ん中を取る存在であり、特定の性能に極端に振らないことが長所でもあります。

  • 毎日6kmから15km前後のジョグが中心ならクラウドサーファー2が有力です
  • 長い距離をとにかく楽にしたいならCloudsurfer Maxが向きます
  • テンポ走や速めの練習も一足でこなしたいならCloudmonster 3かCloudflow 5が候補です
  • 膝や足首の不安があり支持性を優先するならCloudrunner 3のほうが安心しやすいです

この選び分けに照らすと、クラウドサーファー2は記録狙いの武器というより、使う日数が増える優秀な主力ジョグシューズであり、練習の土台を支える役割に最も向いています。

見た目が好きだから選ぶのも悪くありませんが、その見た目に日常ランの使いやすさがきちんと伴っている点こそ、クラウドサーファー2の強い魅力です。

購入前に押さえたい注意点

クラウドサーファー2は完成度が高い一方で、価格や用途の切り分けを曖昧にしたまま買うと、思ったより普通だったとか、速く走れないと感じてしまうことがあります。

そこで最後に、サイズ選び、価格の見方、向いている人の条件を整理して、買ってから後悔しにくい判断基準に落とし込みます。

Onの中では比較的わかりやすいモデルですが、日常ラン用としてはやや高価格帯なので、納得して選ぶための視点を持っておく価値があります。

サイズ選びのコツ

サイズ選びでは、公式のTrue to size表記を基準にしつつも、甲の高さ、前足部の広さ、使用するソックスの厚み、ロング走でのむくみまで想定して決めるのが失敗しにくいです。

特にクラウドサーファー2は、普段履きにも使いやすい整ったアッパーゆえにジャストで履きたくなりますが、ランニング用としてはつま先の余白と中足部の収まりを優先し、見た目より実走感で合わせるべきです。

店頭で試すなら、足を入れた瞬間の柔らかさだけでなく、軽く足踏みしてかかとが浮かないか、甲の中央が当たりすぎないか、親指と小指の付け根が窮屈でないかを確認したいところです。

オンラインで買うなら返品条件も合わせて確認し、初回はロング走にいきなり使わず、短いジョグで紐の締め具合と前足部の圧迫を見てから本格投入するのが安全です。

価格の納得感

税込20,900円という価格は、ジョグ用シューズとして安いとは言えませんが、Onの中で見れば中核帯に収まっており、デザイン、アッパー品質、日常での使いやすさまで含めれば理解できる設定です。

ただし、純粋に走力向上だけを費用対効果で考えると、より安価な安定系や、同価格帯でより反発を得られるモデルもあるため、価格を正当化するのはクラウドサーファー2の滑らかな履き心地が自分に必要かどうかに尽きます。

見るべき観点 判断の目安
毎日履く頻度 高いなら元が取りやすい
普段使いとの兼用 兼用するなら満足度が上がる
スピード重視か 重視するなら別候補を検討
脚への優しさ重視か 重視するなら相性が良い
セール待ちの可否 急がないなら色で価格差を確認

つまり、クラウドサーファー2のコスパは万人に同じではなく、ジョグの快適性と見た目の両方に価値を感じる人ほど高くなり、純粋な性能一点勝負で選ぶ人ほど相対的に下がりやすいです。

価格だけで迷っているなら、何kmをどのペースで走る日のために買うのかを先に決めると、必要な一足かどうかがかなりはっきりします。

買うべき人の条件

最終的にクラウドサーファー2を買うべきかどうかは、ジョグの快適さをどこまで重視するか、そしてスピード性能にどれだけ妥協できるかで決まります。

逆に言えば、ここが曖昧なまま買うと、良い靴なのに自分には違ったというズレが起こりやすいので、条件を言語化しておく価値があります。

  • 毎日のロードジョグを快適にしたい人には向いています
  • Onらしいデザインと日常の使いやすさも欲しい人には向いています
  • 反発より滑らかな接地感を好む人には向いています
  • テンポ走やレースを最優先する人にはあまり向いていません
  • 強い安定機能を求める人にはCloudrunner 3のほうが合いやすいです
  • 最大級のクッションで長距離を楽にしたい人にはCloudsurfer Maxが候補です

この条件に当てはまるなら、クラウドサーファー2は高確率で満足しやすく、毎週自然に手が伸びる主力シューズになりやすいです。

反対に、練習の中心がスピードセッションである人は、評価の高さだけで選ばず、Cloudflow 5やCloudmonster 3のような明確に押し出しのあるモデルへ目を向けたほうが、買い物として納得しやすいです。

クラウドサーファー2を選ぶべき人の着地点

クラウドサーファー2は、最新テクノロジーを派手に感じさせる一足というより、毎日のロードランを静かに整えてくれる完成度の高いデイリートレーナーであり、評価の中心はスピードではなく滑らかさと快適さにあります。

前作より少し引き締まったクッション、改良されたアッパー、再設計されたアウトソールによって、日常での扱いやすさは確実に増しており、ジョグ中心のランナーにとっては使う頻度の高い主力候補になれる力があります。

一方で、反発の鋭さやレース向けの高揚感を期待するとズレやすいため、クラウドサーファー2は万能最強ではなく、日常ランを気持ちよく続けることに価値を感じる人のための一足だと捉えるのが正解です。

結論としては、普段のジョグを快適にしたい、Onの中でも自然で穏やかな履き味が欲しい、見た目も妥協したくないという条件が揃うなら、クラウドサーファー2は現時点でも十分に選ぶ価値があり、逆に速さを第一条件にするなら別モデルを選んだほうが満足度は高くなります。

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