アシックスのランニングシューズは、同じブランド内でもレーシング寄りのSPEED系、弾む感覚を重視したBOUNCE系、安定性や快適性を重視したSTABILITY・CUSHION系に分かれており、人気モデルの名前だけを見て選ぶと、自分の脚力や走り方に対してオーバースペックになったり、逆に物足りなさを感じたりしやすいのが難しいところです。
とくに2026年は、METASPEED TOKYOシリーズ、SUPERBLAST 3、GEL-NIMBUS 28、GEL-KAYANO 32、GEL-CUMULUS 28など、アシックス公式のおすすめページでも現行主力モデルの更新が進んでおり、少し前のレビューや旧モデル基準の比較だけでは、今買うべき一足が見えにくくなっています。
そこでこの記事では、2026年4月時点でアシックス公式の現行ラインアップに含まれるモデルを中心に、レースで記録を狙う人、テンポ走を増やしたい人、普段のジョグを楽に続けたい人、安定感を最優先したい人という検索意図に合わせて、実際に選び分けやすい形でおすすめを整理しました。
読み終えるころには、単に人気モデル名を知るだけではなく、自分に合うモデルがなぜその一足なのか、似たシリーズと何が違うのか、サイズやフィットでどこを見れば失敗しにくいのかまで一気に判断できる状態を目指せます。
アシックスランニングシューズおすすめモデル8選
最初に結論を言うと、アシックスのおすすめは一足に絞るよりも、レース、テンポ走、日常のジョグ、安定性重視という目的ごとに最適解を分けて考えるほうが失敗しにくいです。
アシックスは現行ラインアップの役割分担がかなり明確で、速さの出し方まで踏み込んで設計されているため、ランキング感覚で上から選ぶより、自分の走り方に対して役割が合うかどうかで絞るのが正攻法になります。
ここでは、現時点で特に選ぶ理由がはっきりしている8モデルを、用途が重ならないように並べながら、向いている人、向いていない人、買う前に知っておきたい注意点まで含めて紹介します。
METASPEED SKY TOKYO
METASPEED SKY TOKYOは、自己ベスト更新を本気で狙う中上級者の中でも、スピードを上げるときにピッチよりストライドが伸びやすいランナーへ最優先で薦めたいアシックスのトップレンジです。
現行モデルでは新ミッドソール素材のFF LEAPとFF TURBO PLUSの組み合わせが採用されており、単に軽いだけではなく、接地で沈み込んだエネルギーを前へ返す感覚が非常に強いため、フルマラソンやハーフで巡航ペースを高く保ちたい場面で武器になります。
向いているのは、サブ3前後を狙う経験者、トラックでもロードでも前へ伸びる感覚が得意な人、厚底カーボンでも接地の不安定さをうまく扱える人で、逆に初心者や普段のジョグ中心の人には性能を引き出しにくく、価格も含めてオーバースペックになりやすいです。
購入時の注意点は、良くも悪くもレース特化の性格が強いため、日常のゆっくりしたジョグを一足で済ませたい人には不向きで、練習用は別に用意し、ここぞという日だけ投入する使い分けを前提に考えると後悔しにくくなります。
METASPEED EDGE TOKYO
METASPEED EDGE TOKYOは、テンポアップ時に歩幅を大きくするよりも回転数を上げやすいランナーに合うレース用シューズで、同じMETASPEEDでもSKYとは選び分けが必要です。
アシックス公式でもピッチスタイル向けとして位置づけられており、一歩ごとのエネルギーを節約しながらリズムを崩しにくい作りが特徴なので、終盤に脚を回して粘るタイプや、上下動を抑えてテンポよく走るタイプにはEDGEのほうが自然にハマります。
向いているのは、脚を前に投げ出すより細かく刻んで進む感覚が強い人、ハーフやフルでリズム重視の走りをする人、SKY系だと前に転がりすぎる感覚がある人で、反対に大きく踏み込んで一気に伸ばしたい人はSKYのほうが満足しやすいです。
どちらを選ぶか迷う場合は、普段のインターバルや5km走で、ペースを上げたときに歩幅が伸びるか回転が上がるかを基準に考えると判断しやすく、単純な人気だけでEDGEかSKYを決めないことがレース用選びでは重要です。
SUPERBLAST 3
SUPERBLAST 3は、レースシューズ級の高揚感を日常トレーニングでも味わいたい人に最も刺さる一足で、普段のロング走やペース走を気持ちよく続けたい人に非常に相性が良いモデルです。
現行のSUPERBLAST 3は上層にFF LEAPを使い、さらにASICSGRIPとトランポリン構造を組み合わせることで、厚みのある見た目以上に反発の返りが速く、ジョグからロング走まで幅広く使いながらも退屈しにくい走行感を作っています。
おすすめできるのは、レース用カーボンは扱いにくいが速い感覚は欲しい人、マラソン練習で走行距離を増やしたい人、普段履きの一足にクッションと推進力の両方を求める人で、脚を守りつつ気分よく距離を踏みたい層にはかなり強い候補です。
一方で、安定性を最優先する人や、着地のブレを抑えたい初心者にはやや高さが気になる可能性があり、落ち着いた接地感を求めるならGEL-KAYANO 32やGT-2000 14のほうが安心して使えます。
NOVABLAST 5
NOVABLAST 5は、アシックスの中でも最初の一足として薦めやすい万能型で、レース専用ではないものの、ジョグ、軽いペース走、短い距離の大会まで広くこなせるバランスが魅力です。
FF BLAST MAXによる沈んで跳ね返るバウンス感が特徴で、クッションが柔らかすぎて不安になるほどではなく、それでいて走り出したときに脚が自然に前へ出やすいため、走るのが楽しいと感じやすいモデルに仕上がっています。
向いているのは、初心者から中級者、普段は10km前後のランが中心の人、硬いプレート入りが苦手な人、テンポよく走りたいが本格レーサーまでは必要ない人で、用途の広さという点では非常に優秀です。
ただし、長距離終盤の安定感やサポート性はGEL-KAYANO 32ほど強くなく、最高速やレースの切れ味ではMETASPEEDやMAGIC SPEED 5に譲るため、何でもできる代わりに尖りは控えめという理解で選ぶのが失敗しにくいです。
GEL-NIMBUS 28
GEL-NIMBUS 28は、快適性を最優先したい人にとって、アシックスの現行ラインアップの中でも特に満足度を得やすい定番モデルで、ゆったり長く走る日や回復ジョグとの相性が抜群です。
アシックス公式でも屈指の快適性を持つモデルとして位置づけられており、FF BLAST PLUSとPureGELの組み合わせに加えて、足をやさしく包むニット系アッパーの感触が強みなので、着地衝撃のやわらかさを重視する人にはとても分かりやすい良さがあります。
向いているのは、膝や足裏への刺激を抑えたい人、ロングジョグを気持ちよくこなしたい人、サブ4から完走目的まで幅広い層で、特に速さより快適さを優先したい人にはまず候補に入れてよい一足です。
注意点は、反発のキレやスピード練習での操作性はSUPERBLAST 3やMAGIC SPEED 5ほどではないことで、気持ちよく飛ばしたい日の主役というより、脚を守りながら距離を積む日の主力として考えると適材適所になります。
GEL-KAYANO 32
GEL-KAYANO 32は、安定性と快適性の両立を求める人に最有力で、着地のブレや足の内側への倒れ込みが気になる人、長い距離でフォームが崩れやすい人にとって非常に信頼しやすい存在です。
4Dガイダンスシステムが走りに合わせて安定性を発揮する構造になっており、サポート系シューズにありがちな重さだけが目立つ印象を抑えつつ、前足部のクッションを増やした現行仕様によって、長距離でも嫌な硬さを感じにくくなっています。
向いているのは、初心者でフォームがまだ固まっていない人、体格がしっかりしていて衝撃を受けやすい人、フルマラソン後半で脚が流れやすい人、安定感を優先して故障リスクを減らしたい人で、安心感はアシックス屈指です。
一方で、軽快さやテンポアップ時の鋭さではNOVABLAST 5やSUPERBLAST 3に分があるため、毎回気持ちよく飛ばしたい人には少し守備的に映ることもあり、安定を買うモデルだと理解して選ぶのがポイントです。
GT-2000 14
GT-2000 14は、GEL-KAYANO 32ほどの重厚感は要らないが、ニュートラル系より少しサポートが欲しい人にちょうどよく、価格と機能のバランスまで含めて見たときに非常に選びやすいモデルです。
3DガイダンスシステムとFF BLAST MAXによって、安定感を確保しつつもエネルギッシュな蹴り出しを狙っているため、サポート系シューズにありがちな鈍さが比較的少なく、日常トレーニングで扱いやすい点が大きな魅力です。
向いているのは、軽いオーバープロネーション傾向の人、ジョグ中心だがたまにペースも上げたい人、KAYANOは少し重く感じる人、部活や市民ランナーで一足を幅広く使いたい人で、万人向けの安定系として優秀です。
ただし、極端に柔らかいクッションを求める人や、フルマラソン終盤の最大級の安心感が欲しい人にはKAYANOのほうが合いやすく、逆にニュートラル寄りの自由な接地感を求めるならNIMBUSやNOVABLASTが候補になります。
MAGIC SPEED 5
MAGIC SPEED 5は、初めてプレート入りシューズを導入したい人や、レースに近い感覚でスピード練習を積みたい人にとって、最も現実的で使い勝手の良い中間モデルです。
現行モデルはFF LEAPとFF BLAST PLUSの二層構造に再設計されたカーボンプレートを組み合わせており、ただ柔らかく弾むだけではなく、前へ押し出す感触と操作性の両方を取りにいっているため、テンポ走や閾値走との相性がとても良いです。
向いているのは、いきなりMETASPEEDは怖いが速いシューズを試したい人、学生ランナーや市民ランナーでスピード練習を増やしたい人、ハーフ前後のレースで軽快さを欲しい人で、トレーニング兼レース用としての完成度が高いです。
注意点として、脚を守るジョグ用シューズではないので、ゆっくり長く走る日ばかりに使うと良さが出にくく、日常用はNOVABLAST 5やNIMBUS 28、記録狙いの日はMAGIC SPEED 5という分担にすると満足度が上がります。
失敗しにくい選び方の基準

アシックスのランニングシューズ選びで迷ったら、最初に見るべきなのは人気順ではなく、レース優先か日常練習優先か、安定性優先か反発優先か、そしてプレート入りを扱える脚力があるかという3点です。
ここを曖昧にしたまま評判の高いモデルを買うと、すごく良いシューズなのに自分の用途には合わないというズレが起きやすく、結果として高い買い物だったのに履く回数が減ってしまいます。
反対に、自分の走る場面を先に言語化できれば、候補は意外なほどすっきり絞れるので、購入前に最低限確認したい基準をこの章で整理しておきましょう。
最優先はレース日か練習日か
まず判断したいのは、その一足をレース本番のために買うのか、毎週の練習を気持ちよく続けるために買うのかで、この違いだけでも候補はかなり変わります。
レース用は速さを引き出す反面で扱いの難しさや用途の狭さがあり、練習用は汎用性や快適性を取りやすいので、両者を同じ基準で比べると本来の長所が見えにくくなります。
- 本番最優先ならMETASPEED SKY TOKYOかMETASPEED EDGE TOKYO
- 練習とレースの中間ならMAGIC SPEED 5
- 日常の主力ならSUPERBLAST 3かNOVABLAST 5
- 快適性重視のジョグ中心ならGEL-NIMBUS 28
- 安定性重視ならGEL-KAYANO 32かGT-2000 14
一足完結を狙う場合でも、本番専用を選ぶのではなく、普段の使用頻度が高い距離とペースに合わせて主力を決めたほうが、実際の満足度は高くなりやすいです。
迷ったら安定性を基準に比較する
初心者や久しぶりに走り始める人は、反発の強さより先に、着地時の不安の少なさを比較基準に置くと失敗が減りやすく、アシックスではこの軸が特に分かりやすいです。
安定系を選ぶとスピードが出ないと思われがちですが、実際にはフォームが崩れにくくなることで走行距離を伸ばしやすくなり、結果として練習の継続性が上がるメリットがかなり大きいです。
| モデル | 向いている人 | 走行感 | 優先したい場面 |
|---|---|---|---|
| GEL-KAYANO 32 | 安定性を最優先したい人 | しっかり支えてくれる | 長距離ジョグ、完走狙い、故障予防 |
| GT-2000 14 | サポートと軽快さを両立したい人 | 安定しつつやや軽快 | 日常練習全般、部活、通年使用 |
| GEL-NIMBUS 28 | 安定より快適性を重視したい人 | 柔らかく包まれる | 回復走、ロングジョグ、普段履き寄り |
迷ったときは速そうに見えるかではなく、練習を三カ月続けても履きたいと思えるかで考えると、結局は自分に必要な安定感が見えてきます。
初心者が最初の一足で外しにくい条件
最初の一足でおすすめしやすい条件は、強すぎるプレート感がないこと、ジョグでも速めのペースでも破綻しにくいこと、そして足を入れた瞬間に窮屈さより安心感を覚えやすいことです。
この観点で見ると、NOVABLAST 5、GEL-NIMBUS 28、GT-2000 14、GEL-KAYANO 32あたりは候補に入りやすく、反対にMETASPEED系やMAGIC SPEED 5は、走り慣れてきてから次の一足として検討するほうが良いケースが多いです。
初心者ほど最初から速さを買いたくなりますが、練習頻度が定まっていない段階では、速く走れる日より疲れている日に気持ちよく履けるかのほうが長続きに直結するため、派手さより継続しやすさを優先するのが賢い選び方です。
アシックスの主要シリーズを理解する
アシックスはモデル数が多く見えても、2026年の現行ラインアップは大きくSPEED、BOUNCE、STABILITY、CUSHIONという役割で読み解くと整理しやすく、比較軸が一気に明確になります。
同じブランドの中でここまでカテゴリー分けが分かりやすいのは強みであり、裏を返すとカテゴリの意味を知らずに選ぶと、なぜそのモデルが合わないのかも分からないまま買い替えを繰り返しやすいです。
ここでは、細かな素材名を暗記するより、どんな走りをしたい人向けのシリーズなのかに絞って理解できるように整理します。
SPEED系は速さの出し方で選ぶ
SPEED系は単純に上級者用というより、速さをどう作るかまで設計思想が分かれており、アシックスではここが他社比較でもかなり個性的です。
METASPEED TOKYOシリーズはレース本番の更新狙い、MAGIC SPEED 5はレース感覚のトレーニング、さらにHYPER SPEEDやTARTHER系は自分の足で蹴る感覚を重視する方向と、役割がきれいに分かれています。
- ストライドで伸びる人はMETASPEED SKY TOKYO
- ピッチで刻む人はMETASPEED EDGE TOKYO
- 練習でも扱いやすいプレート入りはMAGIC SPEED 5
- 接地感を残したい人はHYPER SPEEDやTARTHER系も候補
速いモデルほど上位互換に見えますが、扱いやすさまで含めると必ずしもそうではなく、速さの総量より自分の走り方と噛み合うかが満足度を大きく左右します。
BOUNCE系は反発の質で選ぶ
BOUNCE系は、ただ柔らかいだけのクッションではなく、沈んでから返ってくる感覚を楽しめるカテゴリーで、アシックスの近年の人気を支える中心的なシリーズです。
同じバウンスでも、SUPERBLAST 3は高揚感のある長距離向け、NOVABLAST 5は万能で扱いやすい日常向け、GLIDERIDE MAX 2はよりスムーズで効率的な前進感を狙う方向と、体感の違いがあります。
| シリーズ | 特徴 | 向いている人 | 使いどころ |
|---|---|---|---|
| SUPERBLAST 3 | 軽さと反発が強い | 長い距離でも気分よく進みたい人 | ロング走、マラソン練習 |
| NOVABLAST 5 | 万能で扱いやすい | 一足で幅広く回したい人 | ジョグ、普段の練習、短い大会 |
| GLIDERIDE MAX 2 | スムーズな重心移動 | 転がるような前進感が欲しい人 | 長めのジョグ、効率重視の走り |
バウンス感が好きでも、日常で履きたいのか、ロング走で元気を残したいのかで最適解は変わるので、気持ちよさの方向性までイメージして選ぶことが大切です。
STABILITYとCUSHIONは疲れ方で選ぶ
STABILITY系とCUSHION系の違いは、単に支えるか柔らかいかだけではなく、走ったあとにどこが先に疲れるかで考えると理解しやすくなります。
フォームの乱れや足首周りの不安が先に来る人はKAYANOやGT-2000が合いやすく、足裏や膝への衝撃をやわらげながら気持ちよく走り続けたい人はNIMBUSやCUMULUSのほうが満足しやすいです。
自分はニュートラルだと思っていても、疲労時だけ着地が崩れる人は意外と多いので、店頭での数歩だけで判断せず、疲れている日に履きたいかまで想像すると、必要なサポート量が見えやすくなります。
サイズ選びとフィットで失敗しない

どれだけ評価の高いモデルでも、サイズ感と足幅が合っていなければ良さは半減し、特にアシックスはシリーズごとに足入れの印象が変わるため、モデル比較と同じくらいフィット確認が大切です。
ランニングシューズでは、普段履きのスニーカー感覚でぴったりを選ぶと、走行中につま先が当たったり、前足部が圧迫されたりしやすく、長い距離になるほど小さな違和感が大きなストレスに変わります。
サイズ表だけで決めるのではなく、つま先の余裕、甲の圧迫、かかとの浮き、足幅の張り出し方を確認して、走るためのフィットになっているかを見極めましょう。
サイズは実寸だけで決めない
ランニングでは着地のたびに足が前へ動くため、普段履きと同じ感覚で隙間のないサイズを選ぶと、走行中の爪当たりや指先の圧迫につながりやすくなります。
アシックスの案内でも実寸より少し余裕を持たせる考え方が基本で、左右差がある場合は大きい方の足に合わせ、ひもを締めた状態で前足部だけが窮屈になっていないかを確認するのが重要です。
- かかとを合わせてからひもを締める
- 立つだけでなく片足荷重でも確かめる
- 親指と小指の付け根が押されすぎないか見る
- 下り坂を想定してつま先の当たりを確認する
- 長い方の足に合わせて判断する
数値上のサイズが同じでも、NIMBUSの包み込み感とSUPERBLASTの前足部の感触では好みが分かれるため、最終的には走る姿勢に近い状態で違和感がないかを見ることが欠かせません。
オンライン購入前の確認表
オンラインで買う場合は、モデル名だけで決めず、幅展開の有無、返品条件、使用目的、今履いているシューズとの比較材料を先にそろえると失敗率が大きく下がります。
特にアシックスはWIDE展開があるモデルも多いため、足幅に悩みがある人は、標準幅が合わないことを自分の足のせいにせず、まず幅設定そのものを確認することが大切です。
| 確認項目 | 見る理由 | 見落としやすい点 |
|---|---|---|
| 幅展開 | 圧迫感を避けるため | 同サイズでもラストで印象が変わる |
| 用途 | 本番用か練習用かを明確にするため | 万能に見えても得意分野がある |
| 重視点 | 反発か安定かを選ぶため | 口コミ評価の高さと自分の相性は別 |
| 返品条件 | 試着後の対応を確認するため | 屋外使用後は対象外になりやすい |
| 比較対象 | 今の不満を言語化するため | 前の靴の何が嫌だったか曖昧になりやすい |
購入前にこの表を埋めるだけでも、自分が本当に欲しいのは速さなのか快適さなのかが整理され、勢いだけの買い物を避けやすくなります。
試し履きで見るべき違和感
試し履きでは、柔らかいか硬いかより先に、かかとが浮く、土踏まずが押されすぎる、前足部が横に広がる、走り出す前から甲が締め付けられるといった違和感がないかを見てください。
この種の違和感は数キロで消えることもありますが、長い距離では摩擦や疲労によって悪化することが多く、特にマラソン練習では序盤に小さく感じた問題が後半に大きく出やすいです。
アシックスは技術的な違いが大きくても全体の作りは丁寧なので、試し履きの時点で明確な不快感があるモデルは、人気モデルであっても無理に合わせにいかないほうが結果的に満足度は上がります。
2026年の最新ラインアップから見る狙い目
2026年のアシックスは、単なるマイナーチェンジではなく、上位素材の展開や定番シリーズの更新が進んでいるため、今買う価値が高いモデルと、用途によっては旧モデルでも十分なモデルが見分けやすくなっています。
とくにレース系ではMETASPEED TOKYOシリーズ、トレーニング系ではSUPERBLAST 3、定番クッションではGEL-NIMBUS 28、安定系ではGEL-KAYANO 32とGT-2000 14が現行の軸になっており、比較の土台をこのあたりに置くのが分かりやすいです。
ここでは、2026年の現行ラインアップを見たうえで、何が新鮮で、どんな人が今選ぶべきかを整理します。
2026年の狙い目はFF LEAP搭載群
現行ラインアップの中で最も注目度が高いのは、レース系や高反発トレーニング系に広がっているFF LEAP採用モデルで、アシックスの最新の反発感を体験したい人はまずここを見て損がありません。
METASPEED TOKYOシリーズではトップレース用の切れ味として、SUPERBLAST 3では日常トレーニング向けの高揚感として、MAGIC SPEED 5では練習用プレートモデルとして、それぞれ違う形で恩恵が出るのが面白いポイントです。
- 最先端のレース性能ならMETASPEED SKY TOKYOとEDGE TOKYO
- 長距離トレーニングの高反発ならSUPERBLAST 3
- 練習用プレートの本命ならMAGIC SPEED 5
- 速さの体験を段階的に上げたい人に向く
逆に、毎日のジョグで足を守りたいだけなら最新素材にこだわりすぎる必要はなく、自分の使用目的に対して最新技術が本当に必要かを冷静に見ることも大切です。
現行定番の立ち位置を一覧で整理
アシックスの現行定番は、上位モデルだけでなく中核モデルの完成度も高いため、最高額帯だけを見なくても十分に満足できる選択肢があります。
とくに日常練習用は、履く回数が多いぶん小さな相性差が積み重なるので、価格や話題性より、走る頻度と疲労の残り方に合わせて選ぶのが実用的です。
| モデル | 立ち位置 | おすすめ度が高い人 | 避けたほうがよい人 |
|---|---|---|---|
| METASPEED SKY TOKYO | 最上位レース用 | ストライド型の記録狙い | 初心者、一足運用したい人 |
| METASPEED EDGE TOKYO | 最上位レース用 | ピッチ型の記録狙い | ジョグ中心の人 |
| SUPERBLAST 3 | 高反発トレーニング用 | ロング走を楽しくしたい人 | 安定感を最優先する人 |
| NOVABLAST 5 | 万能デイリートレーナー | 一足で幅広く使いたい人 | 強いサポートが必要な人 |
| GEL-NIMBUS 28 | 快適性重視の定番 | 回復走と長めのジョグ中心の人 | 鋭いスピード感が欲しい人 |
| GEL-KAYANO 32 | 安定系の主力 | 着地のブレを抑えたい人 | 軽快さを最重視する人 |
| GT-2000 14 | 軽快な安定系 | サポートも軽さも欲しい人 | 最大級のクッションを求める人 |
| GEL-CUMULUS 28 | 軽量クッションの定番 | 素直な走行感が好きな人 | 強いバウンス感が欲しい人 |
この表を見て候補が二つに絞れたら、最後は走る頻度と得意ペースで決めると選びやすく、週に何度も履くなら万能性、レースが主目的なら尖った性能を優先するのが基本です。
今すぐ買う人と様子見する人
今すぐ買うべきなのは、レース予定が近い人、今のシューズに明確な不満がある人、練習頻度が安定していて新しい一足の役割をはっきり決められる人です。
逆に様子見でもよいのは、まだ走る頻度が定まっていない人、サイズ選びに不安が大きい人、そもそも今のシューズの何が不満なのか言語化できていない人で、この段階で高価格帯へ飛ぶと性能差よりミスマッチが目立ちやすくなります。
迷いが強いなら、まずNOVABLAST 5、GEL-NIMBUS 28、GT-2000 14、GEL-KAYANO 32のような日常で使いやすい主力から入り、走力や目的が固まってからMETASPEEDやMAGIC SPEED 5へ広げる順番がもっとも失敗しにくいです。
自分の走り方に合う一足を選ぶために
アシックスのランニングシューズは、2026年の現行ラインアップを見る限り、トップレース向けのMETASPEED TOKYOシリーズから、日常の高反発トレーナーであるSUPERBLAST 3、万能型のNOVABLAST 5、快適性重視のGEL-NIMBUS 28、安定系のGEL-KAYANO 32とGT-2000 14まで、役割分担がかなり明確に整理されています。
そのため、検索でよく見かける人気モデル名だけを追うより、自分が速くなりたいのか、長く走りたいのか、疲れにくさを求めるのか、着地のブレを抑えたいのかを先に決めるほうが、最終的には満足度の高い買い方につながります。
本番用ならMETASPEED SKY TOKYOかEDGE TOKYO、練習用プレートならMAGIC SPEED 5、楽しく距離を踏むならSUPERBLAST 3、万能性ならNOVABLAST 5、快適性ならGEL-NIMBUS 28、安定性ならGEL-KAYANO 32かGT-2000 14という整理で考えると、かなり迷いが減るはずです。
最後はサイズと足幅の相性まで丁寧に確認し、人気よりも自分の使用場面に合うかを優先して選べば、アシックスのラインアップの中から、長く付き合える本当に使いやすい一足を見つけやすくなります。


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