adidasのランニングシューズは、自己ベストを狙うアディゼロ系から、毎日のジョグを支えるスーパーノヴァ系、履き心地を重視しやすいウルトラブースト系まで役割がはっきり分かれているため、見た目や知名度だけで選ぶと「速いけれど普段は硬すぎる」「柔らかいけれどペースが上がらない」といったミスマッチが起こりやすいです。
とくにadidasは、レース用、トレーニング用、ジョギング向け、安定性重視、部活向けというようにラインが細かく分かれているので、ブランド内で比較できる情報を整理してから選ぶだけでも失敗の確率をかなり下げられます。
この記事では、adidasの現行ランニングラインの中でも、日本の公式オンラインショップで見つけやすく、用途が明確で選び分けしやすいモデルを中心に、初心者からサブ3.5前後を狙う人まで使いやすい候補を8足に絞って紹介します。
さらに後半では、レース、テンポ走、ジョグ、安定性、予算という5つの視点から選び方を掘り下げるので、単に人気モデルを眺めるだけではなく、自分の走り方や練習頻度に合う一足を判断しやすくなります。
adidasランニングシューズおすすめ8選
adidasのランニングシューズで迷ったときは、まず「どのモデルが優れているか」ではなく、「自分の主な使い道に対してどのモデルがいちばん噛み合うか」を基準に並べ替えるのが近道です。
同じadidasでも、フルマラソン本番で力を出しやすい一足と、日々のジョグを気持ちよく続けやすい一足では、履いた印象も得意なペース帯もかなり違います。
ここでは、レース向け、スピード練習向け、日常ジョグ向け、サポート重視、快適性重視、予算重視まで幅広くカバーできる8モデルを、どんな人に向くかまで含めて具体的に見ていきます。
アディゼロ アディオス プロ 4
アディゼロ アディオス プロ 4は、adidasの中でまずレース本番を優先したい人にすすめやすい最上位寄りの選択肢で、ハーフからフルまで「とにかく記録を狙いたい」という目的が明確な人ほど魅力が伝わりやすいモデルです。
接地した瞬間の沈み込みを無駄にしにくい反発感と、長い距離でも前へ転がしてくれるような推進の感覚が特徴で、ジョグ用シューズから履き替えたときに「脚を運ぶリズムが変わる」と感じやすいタイプです。
すでに週2回以上は走っていて、ペース走やインターバルを継続しており、マラソンやハーフで目標タイムをはっきり持っている人なら、このモデルの長所を本番で生かしやすく、決戦用としての満足度はかなり高くなります。
一方で、ゆっくり長く走る普段使いだけで一足完結させたい人や、着地の安定感を最優先にしたい初心者には少し尖った選択になりやすいので、日常練習用を別に持てる人向けと考えるほうが失敗しにくいです。
アディゼロ ボストン 13
アディゼロ ボストン 13は、レース専用機ほどシビアではないのに、日々の練習をきちんと速い方向へ引っ張ってくれるバランス型で、adidasの中では「一番多くの中級者に刺さりやすい」存在です。
イージージョグ用の柔らかいモデルよりもテンポの立ち上がりが軽く、レース向けモデルよりは扱いやすいため、ペース走、ビルドアップ、マラソン前のロング走など、練習の主力に置きやすいところが大きな魅力です。
特に、これからサブ4やサブ3.5を目指して練習量を増やしたい人や、レース用とジョグ用の中間に当たる一足を探している人には相性が良く、「速さ寄りの練習靴」として長く使いやすいです。
反対に、完全なリカバリージョグや散歩まで含めてひたすら楽に履きたい人には少しシャキッとしすぎる場合があるので、快適最優先ならSupernova系、速さの核を作りたいならBoston 13という考え方が合います。
アディゼロ EVO SL
アディゼロ EVO SLは、レースの雰囲気を感じさせる軽快さを持ちながら、日常のトレーニングにも下ろしやすいモデルで、「速いシューズに興味はあるけれど、決戦用はまだ早い」と感じる人に非常に扱いやすい一足です。
足運びが重くなりにくい軽量感がありつつ、純粋なカーボンレーサーほどシビアな印象になりにくいため、短めのジョグからテンポ走、旅行先でのランまで幅広く対応しやすく、見た目の軽さ以上に用途が広いです。
一足でいろいろこなしたい人、普段履きにもなじむランニングシューズがほしい人、スピード練習の入口としてadidasらしい俊敏さを味わいたい人には、とても入りやすいポジションのモデルだと言えます。
ただし、着地のブレを強く抑えてくれるタイプではないので、後半にフォームが崩れやすい人や、長いジョグの安心感を重視する人は、Rise 3やSolution 2のほうが結果的に使う頻度が高くなる可能性があります。
スーパーノヴァ ライズ 3
スーパーノヴァ ライズ 3は、adidasの中で初心者や復帰ランナーに最初の本命としてすすめやすい一足で、気持ちよくジョグを続けることを目的にするなら、まず候補から外しにくいデイリートレーナーです。
足当たりの穏やかさと着地の安定感のバランスが良く、速さを強制する感覚よりも、自然に前へ進みながら疲れをためにくい方向にまとまっているため、週3回前後のジョグや10km前後のランで使いやすいです。
これから走り始める人はもちろん、レース後のつなぎ期間や、仕事終わりの軽いランを習慣化したい人にも相性が良く、「今日は気負わず走りたい」という日に足が向きやすいモデルです。
その分、スピード練習で一段上の刺激を入れたい場面では物足りなさを感じることもあるので、レース向けの鋭さよりも継続しやすさや安心感を大切にしたい人向けだと理解して選ぶのがポイントです。
スーパーノヴァ プリマ 2
スーパーノヴァ プリマ 2は、同じSupernova系でもクッション量と保護感をより重視したポジションで、長めのジョグや回復走、脚へのやさしさを優先したい日の相棒として魅力が大きいモデルです。
軽快さ一点突破ではなく、走行中に足裏やふくらはぎへ溜まりやすい負担をやわらげながら一定のリズムを保ちやすいので、距離を踏む週や、疲労を残したくない調整期には特に出番が増えやすいです。
体格がしっかりしている人、ゆっくり長く走ることが多い人、普段の移動や立ち仕事でも兼用したい人に向いており、単なる厚底の派手さではなく「疲れにくさ」を求めるなら検討する価値があります。
ただし、テンポアップした瞬間の切り返しや軽さではEVO SLやBoston 13に譲るので、スピード練習中心の人が主力一足として選ぶより、快適ジョグ専用として置くほうが満足度は高くなりやすいです。
スーパーノヴァ ソリューション 2
スーパーノヴァ ソリューション 2は、着地時のブレや内側への倒れ込みが気になる人にとって候補価値が高いサポート寄りのモデルで、見落とされがちですが実用面ではかなり頼れる一足です。
中立的なシューズだと後半に膝が内側へ入りやすい人や、長く走ると足首まわりの不安定さが出やすい人は、こうしたサポート系を選ぶことでフォームの乱れを抑えやすく、練習の再現性も上がりやすくなります。
特に、最初の一足で怪我を避けながら習慣化したい初心者、体重移動が雑になりやすい疲労時のジョグを安全側でこなしたい人、ワイド展開まで視野に入れたい人には検討しやすいモデルです。
逆に、もともとニュートラルシューズで違和感がなく、足の自由度やスムーズな返りを好む人には支えが強く感じられることもあるので、「安定が必要かどうか」を先に見極めてから選ぶのが大切です。
ウルトラブースト 5X
ウルトラブースト 5Xは、純粋な記録狙いのランナーよりも、履き心地の良さや日常との両立を重視する人に向くモデルで、ジョグ、ウォーキング、移動、軽いジム利用を一足でまとめたい場合に強みがあります。
足を包み込むようなフィット感や、接地の当たりが柔らかく感じやすい点が魅力で、「今日は走る予定だったけれど、そのまま街にも出たい」という日でも違和感が少なく、使うハードルが低いのが特徴です。
ランを生活習慣として続けたい人、短めのジョグが中心の人、デザイン面も含めて満足できるadidasらしい一足がほしい人にはかなり相性が良く、スポーツと普段履きの中間を狙うなら有力候補になります。
ただし、軽さやスピードの伸びではAdizero系に及ばないので、ハーフやフルで明確なタイム目標がある人は主力練習靴としてより、快適ジョグ用や兼用シューズとして位置づけたほうが判断しやすいです。
アディゼロ デュラモ SL 2
アディゼロ デュラモ SL 2は、adidasで予算を抑えながら「ちゃんと走れる一足」を選びたい人に向くエントリー寄りのモデルで、最初の一足やサブ用としてとても現実的です。
過度に高機能へ振り切らず、日常的なジョグやトラック周回、通学や部活の補助までこなせる耐久寄りの使いやすさがあり、価格と用途のバランスを考えると手を出しやすい選択肢になっています。
週末に3kmから8km程度を走りたい人、まだフルマラソン練習までは考えていない人、雨の日や汚れやすい場面に回せる二足目がほしい人には、無理なく導入しやすいモデルです。
一方で、長距離の快適性や反発の強さは上位モデルほどではないため、走力が伸びて距離やスピードの要求が上がってきたら、Boston 13やRise 3へステップアップする前提で考えると失敗しにくいです。
失敗しにくい選び方

adidasのランニングシューズはラインが多いので、店頭や公式サイトで気になるモデルを順番に眺めるより、「自分は何のために走るのか」を先に言語化したほうが、選択肢を一気に絞り込みやすくなります。
とくに、レース用とトレーニング用とジョグ用を混同すると、スペックの高さにひかれて買ったのに使用頻度が伸びないという失敗が起こりやすいので、役割とペース帯を分けて考えることが大切です。
ここでは、adidas公式のランニングシューズチャートも参考にしながら、ブランド内で迷ったときに実際に役立つ3つの判断軸を整理します。
まず役割を決める
最初に決めるべきなのは「一番長く使う場面」であり、最速を狙うレースなのか、練習の主力なのか、毎日のジョグなのかで、選ぶべきモデルはかなり変わります。
同じadidasでも、アディゼロ系は速さの方向へ、Supernova系は継続しやすさの方向へ、Ultraboost系は快適性と日常性の方向へ寄っているため、役割を定めるだけで迷いが減ります。
| 主な目的 | 候補 | 重視点 |
|---|---|---|
| 本番レース | Adios Pro 4 | 推進感 |
| 速い練習 | Boston 13/EVO SL | 軽快さ |
| 毎日ジョグ | Rise 3/Prima 2 | 快適性 |
| 安定重視 | Solution 2 | サポート |
| 兼用しやすさ | Ultraboost 5X | 履き心地 |
一足目ですべてを賄うならRise 3かSolution 2、二足目として速さを足すならBoston 13かEVO SL、決戦用を明確に分けるならAdios Pro 4という順番で考えると整理しやすいです。
クッションの性格を見る
クッション量が多いことと走りやすいことは同義ではなく、柔らかく沈む感覚が安心につながる人もいれば、適度に張りがあるほうがピッチを保ちやすい人もいます。
たとえば、ゆっくり長く走ることが多く、翌日の脚疲労を抑えたいならPrima 2やRise 3が候補になりやすく、テンポを上げる日が多いならBoston 13やEVO SLのほうが気持ちよく回せることが多いです。
走っているときに着地がぶれて音が大きくなりやすい人や、後半に膝が内側へ入りやすい人は、単に柔らかいシューズではなく、安定寄りのSolution 2のような方向も視野に入れたほうが結果が良くなります。
逆に、店頭で数歩歩いただけの「ふわふわ感」だけで選ぶと、実走では重さやペースの上がりにくさが気になることもあるので、ジョグでの快適性と速い日の反応のどちらを優先するかを先に決めておくべきです。
サイズ感を見誤らない
adidasのランニングシューズ選びで見落としたくないのがサイズ確認で、モデルごとのキャラクター差より先に、つま先の余裕と踵の収まりが合っていないと満足度は大きく下がります。
特に、レース寄りのモデルほどフィット感を強めに感じやすく、普段履きの感覚でジャストを選ぶと、長い距離では前足部の圧迫や下りでの爪トラブルにつながることがあります。
- つま先に親指1本ぶんの余裕を残す
- 踵が上下に浮きすぎないか見る
- 中足部だけ過度に締め込まない
- 夕方かラン後に近い足で試す
- 厚手ソックス前提ならその条件で履く
サイズを上げ下げする前に、まずは紐の締め方と履く時間帯を整えるだけで印象が変わることも多いので、見た目の細さだけで早々に候補から外さないことも大切です。
走る場面での使い分け
ランニングシューズは「最強の一足」を探すより、走る場面ごとに役割を切り替えたほうが快適さも継続性も上がりやすく、結果として買い替えの満足度も高くなります。
とくにadidasは、AdizeroとSupernovaの役割分担がしやすいため、ジョグ用とスピード用の2足体制をつくるだけで、練習メニューに合わせた使い分けがかなり明快になります。
ここでは、ジョグ、ペース走、レースという代表的な3場面に分けて、どのタイプを軸に考えると失敗しにくいかを整理します。
ジョグ中心の組み方
週の大半がゆっくりしたジョグなら、最優先にすべきなのは接地の安心感と履くハードルの低さであり、少し走りたくない日でも足が向くモデルを選ぶことです。
この用途では、Rise 3やPrima 2、安定性が必要ならSolution 2、日常兼用ならUltraboost 5Xのように、快適に距離を積みやすい方向のモデルが中心になります。
- 習慣化を優先するならRise 3
- 長めのゆるランならPrima 2
- ブレが気になるならSolution 2
- 通勤や普段履き兼用ならUltraboost 5X
ジョグ中心なのにレース寄りモデルへ寄せすぎると、使うたびに脚へ刺激が強くなりすぎて継続しにくくなるので、まずは気軽に履けることを重視したほうが結果的に走行距離は伸びやすいです。
ペース走の合わせ方
ペース走やビルドアップのように、楽すぎず苦しすぎない中間の強度を支える一足には、適度な反発と安定感の両方が必要で、ここで一番外しにくいのがBoston 13です。
Boston 13はマラソン練習の主力になりやすく、EVO SLはより軽快にテンポを刻みたいときに相性が良いため、前者は距離を踏みながら速さを作る人、後者は軽さと汎用性を欲しい人に向きます。
普段のジョグをRise 3でこなし、ポイント練習だけBoston 13やEVO SLへ履き替える組み方は、脚への負担を散らしつつ練習の質も上げやすいので、二足目の考え方として非常に素直です。
逆に、ポイント練習が少ない人がいきなり速いモデルだけで日常を回そうとすると、気持ちは上がっても疲労管理が難しくなるので、練習頻度に対してシューズを尖らせすぎないことも大事です。
レース当日の選び分け
レース当日は、普段のジョグで快適だったかどうかよりも、「目標ペースで無駄なく走れるか」と「後半にフォームが崩れすぎないか」の2点を重視して選ぶと判断しやすくなります。
タイム狙いが明確で、ポイント練習もこなせているならAdios Pro 4が最有力になりやすく、そこまで尖らせず練習から本番まで近い感覚でまとめたいならBoston 13も候補に残ります。
| レース像 | 向きやすい候補 | 選び方の軸 |
|---|---|---|
| 記録更新狙い | Adios Pro 4 | 速さ優先 |
| 練習延長で本番 | Boston 13 | 扱いやすさ |
| 短い大会中心 | EVO SL | 軽快さ |
本番だけ未知のモデルを履くのはリスクが高いので、レース候補は少なくとも一度はペース走や長めの練習で試し、補給時の足運びまで含めて相性を確認してから決めるのが安全です。
価格帯ごとの狙い目

adidasのランニングシューズは価格差が大きいため、上位モデルが常に正解というより、使う頻度と目的に対して投資額が見合うかどうかで満足度が変わります。
とくに初めて買う一足やジョグ中心の一足は、無理に高額モデルへ寄せるより、用途に合った価格帯で選んだほうが使用回数が伸びやすく、結果としてコストパフォーマンスも高くなります。
ここでは、おおまかな予算別に、どのモデルを狙うと納得感が出やすいかを整理しておきます。
1万円前後の狙い目
予算をまず抑えたいなら、最初から決戦用を目指すより、日常でしっかり履けるエントリー帯を狙うほうが賢く、adidasではデュラモ系やセールに入ったSolution系が現実的な候補になります。
この価格帯は、フルマラソンの本気練習用というより、ジョギング習慣の立ち上げ、部活の基礎走、ウォークとランの兼用といった使い方に向いており、過不足の少ない一足を選びやすいです。
初期費用を抑えられるぶん、走る頻度が定着してから二足目を足す余地も作りやすいので、まだ自分の好みが固まっていない段階では、無理に高額モデルから入らない判断にも十分な価値があります。
ただし、長い距離を毎週こなす予定があるなら、安さだけで選ぶと早めに物足りなくなる可能性があるため、購入時点で半年後の練習量まで想像しておくことが重要です。
1万円台後半の主力帯
もっとも選択の満足度が高くなりやすいのが1万円台後半の主力帯で、adidasではRise 3、Boston 13、EVO SL、セール状況によってはUltraboost 5Xが視野に入ることがあります。
この帯は、ジョグの快適性と練習の質のどちらにも一定以上で応えてくれるモデルが多く、「一本だけ買ってしっかり使いたい」という人にとって最も失敗しにくい予算感です。
- 毎日ジョグ中心ならRise 3
- 練習の主力ならBoston 13
- 軽快な兼用型ならEVO SL
- 快適性重視ならUltraboost 5X
セールや会員割引のタイミング次第で上位モデルがこの帯に入ってくることもあるので、定価だけでなく「今の価格で自分の用途に見合うか」を見て判断すると、掘り出し物に出会いやすいです。
2万円超の考え方
2万円を超えるモデルは、単に高性能というより「特定の役割に強く寄せた価値」を買う感覚が大切で、レースで秒単位を詰めたい人や、ロングジョグの疲労軽減へしっかり投資したい人向けの領域です。
Adios Pro 4のような決戦寄りモデルは本番での見返りが大きい一方、日常の万能性は下がりやすく、Prima 2のような快適寄り上位モデルは毎日使いやすい代わりにスピード特化ではありません。
| 価格帯上位モデル | 向く人 | 買う理由 |
|---|---|---|
| Adios Pro 4 | 記録狙い | 本番性能 |
| Prima 2 | 長いジョグ中心 | 疲労軽減 |
| Ultraboost 5X | 快適性重視 | 兼用しやすさ |
高価格帯は「いい物を買う」より「役割に投資する」意識で選ぶと納得感が高くなり、用途が曖昧なまま買うくらいなら、主力帯の一足とサブの二足体制にしたほうが満足するケースも少なくありません。
購入前に押さえる注意点
adidasのランニングシューズはモデル単体の完成度だけでなく、路面、天候、練習メニュー、履き始めの慣らし方まで含めて考えると、買った後の使いやすさが大きく変わります。
とくにランニングを始めたばかりの人は、シューズの性能より先に「使う場面を間違えないこと」と「急に詰め込みすぎないこと」を守るだけで、足のトラブルをかなり避けやすくなります。
ここでは、購入時に見落としやすい3つの注意点をまとめておくので、スペック比較だけで決める前に一度確認しておくと安心です。
路面に合う種類を選ぶ
ランニングシューズは基本的にロード前提で設計されているため、舗装路中心か、未舗装路や濡れた路面が多いかで、同じadidasでも選ぶべき系統は変わります。
今回紹介した8足はロードランに向く候補が中心なので、トレイルランが主目的ならTerrex系のようなグリップ重視の別カテゴリを優先したほうが、安心感も耐久面も上がりやすいです。
| 主な路面 | 選ぶ方向 | 避けたいこと |
|---|---|---|
| 舗装路 | 本記事の候補 | 目的無視の購入 |
| 未舗装路 | Terrex系 | ロード靴の流用 |
| ジム兼用 | 短いランまで | 重量物トレの兼用 |
また、筋トレや高重量のリフティングまで一足で兼ねたい場合は、ランニングシューズの柔らかさが不向きになることもあるため、用途の境界を曖昧にしすぎないことも重要です。
慣らし方を急がない
新しいシューズは高機能であるほど一気に長距離へ投入したくなりますが、足底やアキレス腱の負担を考えると、最初の数回は短めのジョグや軽い流しから入るほうが安全です。
とくに、Rise 3からBoston 13へ、Boston 13からAdios Pro 4へというように性格の違うモデルへ移るときは、良い違和感と悪い違和感の区別がつきにくいため、段階的に慣らす必要があります。
- 初回は5km前後の軽いランにする
- 2回目で少しだけペースを上げる
- 本番用は事前にポイント練習で試す
- 痛みが出るなら無理に続けない
- 旧シューズと交互に回して比較する
慣らし期間を作ることで、サイズの微妙な違和感や紐の締め方の相性も見えやすくなり、買ってすぐに「合わない」と決めつける失敗を減らせます。
セール品の見極め
adidasはセールや会員向け価格が動きやすいので、お得感だけで決めたくなりますが、割引率が高くても用途に合わないモデルを買うと結局履かなくなるため、最初に見るべきは割引額ではなく役割です。
たとえば、快適ジョグが目的なのにレース寄りモデルを安さだけで買うと出番が限られやすく、逆にスピード練習用がほしいのに柔らかい快適系を選ぶと「悪くないけれど物足りない」で終わりやすいです。
また、人気カラーや限定デザインは価格に納得しやすい反面、サイズ欠けが早いため、見た目を優先するなら返品条件や在庫の回転も含めてチェックしておくほうが安心です。
セールで成功しやすいのは、すでに役割が決まっている二足目以降を探すときなので、「ジョグ用を足したい」「雨の日用がほしい」など目的が明確な状態で見ると失敗が減ります。
自分の走りに合う一足を選ぶために
adidasのランニングシューズおすすめを一言でまとめるなら、記録更新を狙うならAdios Pro 4、練習の主力ならBoston 13、軽快な万能型ならEVO SL、毎日気持ちよく走るならRise 3、快適ロングジョグならPrima 2、安定性重視ならSolution 2、日常兼用ならUltraboost 5X、予算重視ならDuramo SL 2という整理がもっとも実用的です。
どれが一番優れているかではなく、あなたが今いちばん多くこなす場面が何かを先に決めることで、候補は自然に絞られ、買った後の使用頻度も満足度も大きく上がります。
一足で完結させるならRise 3かSolution 2が安全寄りで、練習の質を上げたい二足目ならBoston 13かEVO SL、明確な勝負レースがあるならAdios Pro 4という順番で考えると、ブランド内の位置づけがわかりやすくなります。
迷ったら、まずは自分の主な走行距離、練習ペース、路面、予算を書き出し、その条件に一番長く寄り添ってくれる一足から選ぶことが、adidasでランニングシューズ選びに失敗しないいちばん確実な近道です。



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