adidasのランニングシューズは、見た目のかっこよさだけで選びたくなる一方で、Supernova、Ultraboost、Adizero、Duramoなど役割の異なるシリーズが並んでいるため、走り始めたばかりの人ほど「結局どれが自分向きなのか」が見えにくくなりやすいです。
とくに初心者は、速く走れるかどうかよりも、着地の安心感、足運びのぶれにくさ、無理なく続けられる重さ、そして価格とのバランスを先に見たほうが失敗しにくく、最初の一足でランニングを嫌いにならないことが何より重要です。
adidasは公式のランニングシューズ選びでも、最大クッション、快適性重視、軽快さ重視、トレイル向けなど役割を分けて提案しており、同じブランド内でも「やさしい履き心地を求める人」と「少しテンポを上げたい人」とでは最適解が変わります。
そのため、初心者向けの答えはひとつではなく、週に2回ほどゆっくり走りたい人、歩きと走りを混ぜて始める人、体重がかかりやすく柔らかさを求める人、足の倒れ込みが気になる人、将来的に5kmや10kmへ伸ばしたい人で選ぶべきモデルが違ってきます。
ここでは、adidasの現行で探しやすいロード用ランニングシューズを中心に、最初の一足として候補に入れやすい6モデルを整理したうえで、用途別の選び方、サイズ選び、セール品の見方まで、初心者が迷いやすいポイントを順番にほどいていきます。
adidasランニングシューズ初心者におすすめの6足
最初に結論を言うと、adidasで初心者が選びやすい軸は、万能型のSupernova Rise 2、より柔らかさを求めるSupernova Prima 2、安定感重視のSupernova Solution 2.0、軽快さを加えたいAdizero SL2、価格を抑えたいDuramo SL 2、普段履きとの両立もしやすいUltraboost 5Xの6足です。
この6足はどれも方向性がはっきりしているため、単に人気モデルを並べるよりも、自分が求める感覚に合わせて選び分けやすく、初心者でも失敗理由を減らしやすい組み合わせになっています。
ここでは順位ではなく、どんな人にとっての正解になりやすいかを基準に紹介するので、読んでいる途中で「自分はこっち寄りだ」と感じたモデルがあれば、その一足を軸に比較していくと判断しやすくなります。
Supernova Rise 2
最初の一足で大きく外したくない人に最も勧めやすいのがSupernova Rise 2で、クッション性、安定感、扱いやすさのバランスがよく、ゆっくり走る日から距離を少し伸ばす日まで幅広く受け止めてくれる万能型です。
adidas公式でもDreamstrike+ミッドソールとSupport Rodsを組み合わせた快適系モデルとして位置づけられており、ふわふわ一辺倒ではなく、着地してから前へ転がる流れが素直なので、フォームがまだ固まっていない初心者でもリズムをつかみやすいです。
向いているのは、週2〜3回のジョグを続けたい人、ウォークとランを混ぜて体を慣らしたい人、1足で通勤前の短いランから休日の長めのジョグまでまかないたい人で、迷ったらここから検討を始めると判断基準を作りやすくなります。
逆に、できるだけ柔らかい沈み込みが欲しい人にはPrima 2のほうが合いやすく、軽さとテンポ感を強めに求める人にはAdizero SL2のほうが楽しく感じやすいので、Rise 2は「真ん中の完成度が高い一足」と考えると位置づけがわかりやすいです。
最初の一足として選ぶメリットは、速さを競わなくても気持ちよく走れ、しかも足当たりの厳しさが出にくい点にあり、ランニングを続ける入り口としてのハードルを下げてくれる存在だと言えます。
Supernova Prima 2
クッションの豊かさを優先したい初心者ならSupernova Prima 2が有力候補で、着地のやわらかさと安定感を両立しながら、長めのジョグでも脚への当たりを強くしすぎにくいのが魅力です。
公式ではDreamstrike+の厚みを活かしたソフトで安定した走行感が打ち出され、Support RodsやLighttraxionアウトソールも組み合わされているため、単に沈むだけではなく、クッション系にありがちなぐらつきを抑えやすい設計になっています。
向いているのは、体重がややかかりやすく着地衝撃を和らげたい人、普段のウォーキングシューズよりもしっかり守られている感覚が欲しい人、5km以上へ徐々に距離を伸ばしたい人で、とくに「疲れても足に優しい感じ」を重視する人と相性がいいです。
一方で、軽快さを最優先にすると少し落ち着いた乗り味に感じることがあり、短い距離をテンポよく刻みたい人にはSL2のほうが爽快に感じる場面もあるため、Prima 2は快適性と安心感を中心に選ぶモデルとして考えるのが自然です。
走り始めたばかりの時期は、フォームの未熟さよりも脚づくりの不足で疲れが出やすいため、Prima 2のような守備力の高い一足は、無理なく習慣化したい人にとってかなり心強い選択肢になります。
Supernova Solution 2.0
足の内側へ倒れ込む感覚がある人や、着地時にぶれやすい不安がある人にはSupernova Solution 2.0が有力で、Rise系の快適さをベースにしながら、より安定方向へ寄せた初心者向けモデルとして考えるとわかりやすいです。
adidasの説明でもSupernova SolutionはRiseのメリットを引き継ぎつつ内側の安定性を強めた位置づけで、Dreamstrike+やComfort Heel Fitを備えながら、Support Rodsの働きと内側の補強で接地時のぶれを受け止めやすくしています。
向いているのは、膝や足首が内側へ入りやすい感覚がある人、疲れるとフォームが崩れやすい人、柔らかい靴だと不安定さが先に気になる人で、初めての一足に「安心して着地できる感じ」を求めるなら有力です。
ただし、すべての初心者が安定系を選ぶべきわけではなく、足運びが素直で違和感がない人まで過度に支えを足す必要はないため、店頭で歩いた瞬間に支えの存在が強すぎると感じるならRise 2やPrima 2へ戻して比較したほうが納得しやすいです。
とはいえ、着地の不安からランニングそのものを避けてしまう人にとっては、Solution 2.0のような支えのあるモデルが継続の助けになることも多く、初心者ほど安定感を遠慮しすぎないほうが失敗を減らせます。
Adizero SL2
将来的に少し速く走る楽しさも味わいたい初心者にはAdizero SL2が魅力的で、Supernova系より軽快な感覚を持ちながらも、いきなり本格レーサーへ行くほどではないちょうどよい橋渡し役になってくれます。
公式でもAdizero SL2はLightstrike Proを活かした反発感と通気性のあるアッパーを備えた日常トレーニング向けとして紹介され、3〜12マイル程度の中距離ランにも向く汎用性が強みとして挙げられています。
向いているのは、部活経験などである程度動くことに慣れている人、5kmのタイムを少しずつ縮めたい人、重たすぎるクッションシューズよりも軽さと前へ進む感覚を楽しみたい人で、最初からジョグだけでは物足りないタイプに合いやすいです。
一方で、純粋な快適性や脚へのやさしさを最優先にするならRise 2やPrima 2のほうが無理がなく、運動習慣がほぼゼロの人がいきなりSL2を選ぶと、思ったよりシビアに感じることもあるため、自分の体力レベルを冷静に見て選ぶのが大切です。
初心者でも使えるかどうかは、ランニング歴の長さよりも「どんな感覚が好きか」で決まりやすく、軽快な一足で気分を上げたい人にとっては、SL2が習慣化の追い風になるケースも十分あります。
Duramo SL 2
価格を抑えながらadidasでランニングを始めたいならDuramo SL 2は非常に現実的で、短い距離のジョグやウォークラン、ジムのトレッドミルから入る人にとって手を出しやすい入門モデルです。
公式ではLIGHTMOTIONのフルレングスミッドソール、通気性のあるメッシュ、耐久性を意識したAdiwearアウトソールを備えた軽く安定した一足として案内されており、短距離から中距離のトレーニングへつなぎやすい構成になっています。
向いているのは、まず月に数回から始めたい人、続くかどうかまだわからないので初期費用を抑えたい人、歩きと走りを混ぜる段階の人で、予算を大きくかけずにスポーツ用シューズへ移行する意味ではかなり選びやすい存在です。
ただし、距離が伸びて週3回以上走るようになると、クッションや推進感の面で上位モデルとの差がはっきり見えやすくなるため、長く続ける前提なら最初からRise 2やPrima 2を選ぶほうが結果的に満足度が高いこともあります。
Duramo SL 2は「安いから妥協の一足」というより、「短い距離を気軽に始めるための適正価格モデル」と考えるのが正解で、最初のハードルを下げたい人にとっては十分魅力的です。
Ultraboost 5X
ランニング専用だけでなく普段履きとの両立や、高いクッション感を重視するならUltraboost 5Xが候補に入り、履いた瞬間のやわらかさと反発のわかりやすさで満足感を得やすいモデルです。
adidas公式では最大クッション寄りの位置づけとしてLight BOOSTミッドソールとadidas LEPシステムが説明されており、従来のUltraboostらしい快適性を保ちながら、走行時の反応やサポート感も意識された一足になっています。
向いているのは、ウォーキングも含めて一日中履きたい人、見た目の存在感も妥協したくない人、硬すぎる走行感が苦手な人で、ランニング特化の軽さよりも「履いていて気分が上がる快適さ」に価値を感じる人と相性がいいです。
反面、純粋な走りやすさだけで比較すると、初心者のデイリーランではRise 2やPrima 2のほうが素直に感じる人も多く、コスト面でもDuramoやSupernovaより高くなりやすいため、街履き兼用まで含めて元を取れるかを考えると選びやすくなります。
見た目と履き心地の満足度が続ける動機になるタイプにはUltraboost 5Xが強く刺さるので、スペック表よりも「毎日履きたくなるか」を大事にしたい初心者には十分検討価値があります。
初心者が最初に見るべき選び方

モデル名の知名度やセール価格だけで決めると、走り始めてから「柔らかすぎた」「逆に硬かった」「思ったより重かった」と感じやすいため、初心者はまず感覚の軸を3つに分けて整理すると判断しやすくなります。
見るべき軸は、足裏にどれくらいクッションを感じたいか、着地の安定感をどこまで求めるか、そして最初の一足にどれだけ予算をかけるかの3点で、この順番で考えるとブレにくいです。
adidasはシリーズごとの役割差がはっきりしているブランドなので、自分の好みを先に言語化できれば、候補をかなり早い段階で2〜3足へ絞り込めます。
まずはクッション感を基準にする
初心者が最初に決めるべきなのは、足裏に欲しい感覚が「やわらかく守られる感じ」なのか、「ほどよく自然で扱いやすい感じ」なのか、「軽くてテンポよく進みたい感じ」なのかという点です。
ここが曖昧なまま選ぶと、他人には高評価でも自分には合わない靴を引きやすく、たとえば最大クッション系が好きな人に軽快系を勧めても物足りず、逆に軽さ重視の人に厚みのある靴を勧めると鈍く感じやすいです。
- 柔らかさ重視: Supernova Prima 2
- 最大クッション寄り: Ultraboost 5X
- 万能型の快適性: Supernova Rise 2
- 安定感込みの快適性: Supernova Solution 2.0
- 軽快さ重視: Adizero SL2
- 入門価格で始める: Duramo SL 2
迷った場合は、最初の一足では極端な方向へ振り切らず、Rise 2を基準にPrima 2へ寄せるか、SL2へ寄せるかを決める流れにすると、比較の軸が作りやすく失敗も減らせます。
安定感が必要かを見極める
次に見るべきなのは、着地で足がぶれやすいかどうかで、これは走りの上手さよりも、足首の安定、疲労時の崩れ方、普段の歩き方の癖が関わるため、初心者ほど軽視しないほうが安心です。
安定感が欲しいからといって何でも硬い靴を選べばいいわけではなく、自然なサポートで十分なのか、内側への倒れ込みまで抑えたいのかで候補は変わるので、自分の不安の種類を言葉にすると選びやすくなります。
| 着地の悩み | 候補 | 考え方 |
|---|---|---|
| 大きな不安はない | Supernova Rise 2 | まず基準にしやすい |
| 柔らかさも欲しい | Supernova Prima 2 | 守られる感覚を重視 |
| 内側へ倒れ込みやすい | Supernova Solution 2.0 | 支えを優先する |
| 軽さも捨てたくない | Adizero SL2 | 体力がある人向け |
店頭で少し歩いたときに、足がまっすぐ前へ出る感覚があるか、内側だけが早く潰れる感じがないかを確認すると、安定感の必要度はかなり見極めやすくなります。
予算は一足目と二足目を分けて考える
初心者がよく悩むのが価格ですが、最初の一足にいくらまで出すかは、続ける確信の強さで考えるのが現実的で、まだ習慣化に自信がないならDuramo SL 2、最初から継続の意思が強いならRise 2やPrima 2のように投資先を変えるのが合理的です。
価格の安いモデルは入口として優秀ですが、走行距離が増えたときに物足りなさが出やすく、結局すぐに買い替える可能性もあるため、半年以上続ける見込みがあるなら最初から中位以上を選ぶ価値があります。
反対に、走るか歩くかもまだ決めきれていない段階で高価格帯へ踏み切ると、もったいなさが気になって気軽に使えないこともあるので、価格は性能だけでなく心理的な使いやすさまで含めて考えたほうが納得しやすいです。
最初の一足は背伸びしすぎず、ただし安さだけでも決めないという考え方がちょうどよく、迷ったら「週に何回使う予定か」と「3か月後に5kmへ進みたいか」で予算の上限を決めると判断しやすくなります。
走る場面ごとの相性
初心者向けと言っても、実際にはどこで、どれくらいの頻度で、どんなペースで使うかによって、快適に感じる一足はかなり変わります。
同じ人でも、トレッドミル中心なのか、アスファルト中心なのか、朝の20分ジョグなのか、休日に長めに走りたいのかで、必要なクッションや安定感は変わるため、用途から逆算して選ぶのが近道です。
ここでは、初心者が実際にぶつかりやすい3つの使い方に分けて、どのモデルが合わせやすいかを整理します。
週2〜3回のゆっくりジョグなら快適性を優先する
もっとも失敗が少ない使い方は、会話できるくらいのゆっくりしたジョグを週2〜3回続ける形で、この用途ならRise 2、Prima 2、Solution 2.0のSupernova系がとくに相性のよい候補になります。
理由は、初心者のペース帯ではスピードよりも着地の安心感が満足度を左右しやすく、軽快さを強く打ち出したモデルよりも、体が疲れた状態でも乱れにくいモデルのほうが、次回も走ろうという気持ちにつながりやすいからです。
足元の不安が少ないならRise 2、柔らかさを増やしたいならPrima 2、足の倒れ込みやぶれが気になるならSolution 2.0という振り分けで考えると、かなり実用的に絞れます。
初心者は速い日と遅い日を分ける必要がまだないことも多いので、まずはジョグの心地よさをつくれる一足を選び、その後で必要があれば軽いモデルを追加するほうが失敗しにくいです。
短い距離から5km挑戦までなら軽快さとの両立を見る
歩きと走りを混ぜる段階を越えて、5km完走や少しのペースアップを目標にするなら、快適性だけでなく軽快さも視野に入れると、練習が単調になりにくくなります。
その場面ではRise 2を基準にしつつ、より反発が欲しければAdizero SL2、まずは予算を抑えて距離を伸ばしたいならDuramo SL 2というように、目標と体力に応じて分岐させるとわかりやすいです。
- 完走優先なら: Supernova Rise 2
- 脚へのやさしさ重視なら: Supernova Prima 2
- 軽快さも欲しいなら: Adizero SL2
- 低予算で始めるなら: Duramo SL 2
- 安定感が不安なら: Supernova Solution 2.0
最初の5kmでは脚力よりもフォームの乱れが出やすいので、速さを求める気持ちがあっても、終盤まで姿勢を保ちやすいかを重視して選んだほうが、結果として気持ちよく走り切りやすくなります。
街履きや通勤前ランも考えるなら見た目と用途の両立が大切
初心者の実態としては、純粋なランニング専用ではなく、普段の移動やジム通いも含めて一足で回したい人が多く、その場合は走行性能だけでなく、見た目や服装との相性も無視できません。
この使い方ではUltraboost 5Xの存在感が強く、Rise 2やDuramo SL 2も比較的取り入れやすい一方で、SL2は走る場面では魅力的でも、人によっては日常使いよりスポーツ寄りに感じることがあります。
| 使い方 | 相性がよい候補 | ポイント |
|---|---|---|
| 街履き兼用 | Ultraboost 5X | 見た目と快適性を両立しやすい |
| 通勤前の軽いラン | Supernova Rise 2 | 万能で使い回しやすい |
| ジムと外ランの兼用 | Duramo SL 2 | 導入コストを抑えやすい |
| 走りを主役にしたい | Adizero SL2 | 軽快さが出やすい |
使用時間の長さまで考えると、単にランニング性能が高い靴よりも、生活動線に自然に乗る靴のほうが出番は増えるので、初心者ほど「毎回手に取りたくなるか」という視点を持っておくと継続率が上がります。
買ってから失敗しない使い方

自分に合うモデルを選べても、サイズの見方や使い始めの慣らし方を間違えると、本来の良さが見えないまま「この靴は合わない」と判断してしまうことがあります。
とくに初心者は、走っている最中の足のむくみや、普段履きとスポーツ時のフィット感の違いを見落としやすいため、購入前後のひと手間が満足度を大きく左右します。
ここでは、店頭試着でもオンライン購入でも役立つ、失敗を減らすための見方を3つに分けて整理します。
サイズはつま先の余裕と踵の収まりで判断する
ランニングシューズのサイズ選びでは、普段履きのスニーカー感覚でぴったりを選ぶのではなく、つま先が少し動ける余裕と、踵が上下にずれにくい収まりを両立できるかを見ることが大切です。
初心者は足が前へ滑る感覚を嫌って小さめを選びがちですが、走行中は足がむくみやすく、前足部の圧迫が強いと爪や指先の違和感につながりやすいため、店頭では立った状態でつま先の逃げ場を確認したほうが安全です。
そのうえで、踵が浮くようならひも結びを見直し、幅だけがきついなら別モデルを試すほうがよく、サイズアップだけで解決しようとすると全体の収まりが崩れて別の違和感が出ることがあります。
モデルごとの印象差もあるので、Rise 2とPrima 2のような近い系列でも必ず履き比べを行い、足を入れた瞬間の柔らかさより、数分歩いて違和感が増えないかを見たほうが失敗しにくいです。
試着時は見る項目を固定すると比較しやすい
複数モデルを試すと印象が混ざりやすいので、チェック項目を固定して比較すると、自分に合う理由が言葉で残りやすくなります。
感覚だけで「なんとなくいい」と選ぶのも悪くありませんが、初心者は後から別モデルが気になりやすいため、判断基準を三つか四つに絞ってメモしておくと購入後の後悔を防ぎやすいです。
| 確認項目 | 見る場所 | 判断の目安 |
|---|---|---|
| つま先の圧迫 | 前足部 | 指が潰れない |
| 踵の浮き | 踵周り | 上下しにくい |
| 足幅の当たり | 小指側と土踏まず | 片側だけ痛くない |
| 着地の安定 | 歩行時のぐらつき | まっすぐ出やすい |
| 前への進みやすさ | 踏み返し | 無理なく転がる |
この表の順に確認すれば、柔らかいだけの靴や、軽いだけの靴を選んでしまうミスを減らせるので、試着のときほど感情とチェック項目を分けて考えるのがおすすめです。
最初の2週間は慣らし運転を入れる
新しいランニングシューズは、どれだけ高評価でも初日から長距離へ使うより、短い歩きと短いジョグを数回重ねて体を慣らしたほうが、相性を正しく判断しやすくなります。
初心者が靴の不満だと思っている感覚の中には、実は足首やふくらはぎがまだそのシューズの角度や反発に慣れていないだけというケースもあり、数回で消える違和感と残る違和感を見分けることが大切です。
- 1回目: 20〜30分の歩き中心
- 2回目: 歩き+短いジョグ
- 3回目: 20分前後のゆっくりラン
- 4回目以降: 通常メニューへ移行
- 強い痛みがあれば使用を止める
この流れで慣らせば、靴そのものの問題なのか、自分の筋力やフォームの問題なのかも見分けやすくなるため、最初の印象だけで即評価を決めないことが重要です。
初心者が迷いやすいポイント
adidasのランニングシューズを見比べていると、シリーズ名の印象やレビューの熱量に引っ張られて、自分に必要な答えよりも話題性に目が向きやすくなります。
とくに初心者は、Adizeroは上級者用なのか、型落ちセール品でもいいのか、厚底っぽい見た目のほうが楽なのかなど、検索では解決しにくい細かな迷いが残りがちです。
最後に、その中でも購入直前で止まりやすい3つの疑問を整理して、選択の迷いを少しでも減らせるようにします。
Adizero SL2は初心者でも選んでいい
Adizeroという名前だけを見ると上級者専用に感じやすいですが、SL2はレース専用機とは違い、日常トレーニングで使いやすい軽快系として位置づけやすく、初心者でも条件が合えば十分候補になります。
ただし、条件というのは「速く走れること」ではなく、ある程度の脚力があること、軽さや反発を好むこと、やわらかさ最優先ではないことの三つで、ここが当てはまらないならRise 2やPrima 2のほうが満足しやすいです。
部活経験がある人や、すでにウォーキング習慣があって動くことに抵抗がない人なら、SL2の軽快さはむしろ楽しく感じやすく、最初からジョグだけで終わらない練習をしたい人には前向きな選択になります。
反対に、運動習慣ゼロからのスタートで脚へのやさしさを最優先するなら、SL2を背伸びの一足にするより、Supernova系で土台を作ってから次の一足として考えるほうが納得しやすいです。
セール品は型落ちでも用途が合えば十分あり
初心者がセールを狙うのは賢い選び方で、型落ちだから悪いのではなく、自分の用途に対して必要な機能が足りているか、サイズが合うか、返品や交換の条件を確認できるかが重要です。
実際にadidasではSupernova系やDuramo系が値下がりする場面もあり、最新作だけに絞らなくても、ゆっくり走る日常使いでは十分満足できることが多いので、予算が限られるなら旧モデルまで広げる価値があります。
- 用途がジョグ中心か確認する
- サイズ欠けを急いで妥協しない
- 旧作と新作の役割差を見る
- 返品条件を先に確認する
- 価格差が小さいなら新作も比較する
大切なのは「安いから買う」ではなく、「安くなっていても自分に必要な役割を満たすから買う」という順番で考えることで、この視点があればセール品でも満足度は十分高くなります。
迷ったときは早見表で一度整理する
最後まで決め切れないときは、理屈を増やすよりも、今の自分が何を最優先したいかだけで一度振り分けると答えが見えやすくなります。
初心者は完璧な一足を探しがちですが、実際には最初の一足は「今の自分にとっての最適」に近ければ十分で、半年後の理想まで一足に背負わせないほうが選びやすくなります。
| 最優先したいこと | 第一候補 | 次点 |
|---|---|---|
| 万能で失敗しにくい | Supernova Rise 2 | Supernova Prima 2 |
| 柔らかさと安心感 | Supernova Prima 2 | Ultraboost 5X |
| 安定感を重視 | Supernova Solution 2.0 | Supernova Rise 2 |
| 軽快さも欲しい | Adizero SL2 | Supernova Rise 2 |
| 予算を抑えたい | Duramo SL 2 | Supernova Rise 2 |
| 街履きもしたい | Ultraboost 5X | Supernova Rise 2 |
この表で二つ以上当てはまるなら、より優先順位の高い項目をひとつ選び、残りは妥協点として受け入れるほうが、買ったあとに迷いを引きずりにくくなります。
自分に合う一足へ近づくために
adidasのランニングシューズを初心者向けに選ぶなら、まず万能型のSupernova Rise 2を基準にして、より柔らかさが欲しいならSupernova Prima 2、安定感が必要ならSupernova Solution 2.0、軽快さを加えたいならAdizero SL2、価格を抑えたいならDuramo SL 2、普段履き兼用まで重視するならUltraboost 5Xという整理がもっとも実用的です。
大切なのは、レビューの点数や話題性よりも、自分がどのペースでどこを走り、何を心地よいと感じるかを先に決めることで、初心者ほどクッション感と安定感の好みを言語化できるかどうかで失敗率が大きく変わります。
また、購入前はつま先の余裕、踵の収まり、歩いたときのぶれにくさを確認し、購入後は短い距離から慣らしていくことで、本当に合う一足かどうかを冷静に判断しやすくなります。
最初の一足は完璧である必要はなく、今の自分が気持ちよく外へ出られることが何より重要なので、迷ったときは「続けやすいか」という基準へ戻り、その答えに最も近いadidasの一足を選んでみてください。



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