ナイキのランニングシューズは知名度が高い一方で、ペガサス、ボメロ、ストラクチャー、ズーム フライ、ヴェイパーフライ、アルファフライなど名前の似たシリーズが多く、初めて選ぶ人ほど「結局どれが何用なのか」が見えにくくなりがちです。
しかも、同じシリーズ内でもPlusやPremiumのような派生モデルが増えているため、単純に価格が高いものを選べば正解というわけではなく、ジョグ中心なのか、フルマラソンを狙うのか、足の安定感を重視したいのかで相性が大きく変わります。
2026年4月時点のNike公式ストアでは、ロード向けの主力としてペガサス、ボメロ、ストラクチャー系が並び、スピード重視ではズーム フライ 6、ヴェイパーフライ 4、アルファフライ 3、トレイルではペガサス トレイルやゼガマ、ACG ウルトラフライ トレイルが確認できます。
この記事では、Nike公式のランニングシューズ一覧や公式ガイドで整理されている考え方を土台にしながら、ナイキのランニングシューズの種類を「毎日走る用」「安定性を補いたい用」「レース用」「トレイル用」という実用的な軸で分かりやすく整理し、失敗しにくい選び方までまとめます。
ナイキ ランニングシューズの種類はどう分かれる
ナイキの現行ラインを大きく分けると、毎日のロードランに向くデイリートレーナー、クッションを厚くした快適系、安定性を高めたサポート系、レースに寄せたスピード系という流れで理解すると迷いにくくなります。
公式ガイドでもクッショニングは大きく反発性、最高レベルの快適性、サポート性という考え方で整理されており、シリーズ名を覚えるより先に、自分がどの感覚を求めるかを決めるほうが選びやすくなります。
ここでは、ロードランで比較されやすい主力モデルを中心に、名前の違いではなく役割の違いが分かるように一足ずつ整理していきます。
ペガサス 42は万能型の基準になる一足
ペガサス 42は、ナイキのロードランニングシューズの中でも基準にしやすい万能型で、ジョグ、テンポ走、日々の通勤ランまで幅広くこなしたい人の最初の候補になりやすいシリーズです。
公式情報ではReactXフォームとフルレングスのAir Zoomユニットを組み合わせた反発系の主力モデルとして扱われており、柔らかすぎず、硬すぎず、前に転がる感覚を出しやすいのが強みです。
ボメロほど厚くてソフトな履き味ではないため、沈み込み過ぎる靴が苦手な人や、普段のランでも少しテンポを上げたい人には、むしろこちらのほうが扱いやすく感じやすいです。
一方で、膝や足裏への衝撃をとにかく減らしたい人や、長時間のゆったりランを最優先したい人は、後述するボメロ系のほうが満足度が高くなる可能性があります。
迷ったときにまず履いてみる基準足として優秀で、ナイキの種類を理解するうえでも「反発系デイリー」の代表として覚えておくと全体像がつかみやすくなります。
ペガサス プラスは軽快さを強めたスピード寄り
ペガサス プラスは、ペガサスの系譜にありながら、日常用の延長線でより軽快に走りたい人に向くモデルとして理解すると分かりやすいです。
毎日使える範囲を残しつつ、ジョグ専用というよりはペースを上げる日やテンポ走にも気持ちよく対応したい人向けで、ペガサス 42よりも走りのキレを求める人に相性が出やすい立ち位置です。
レース専用のヴェイパーフライやアルファフライほど尖っていないため、カーボン入りのスーパーシューズはまだ早いが、普段履きより一段だけ推進力がほしいという中級者に収まりが良いです。
反対に、最初の一足として安定感のある分かりやすさを求めるなら、ペガサス 42やストラクチャー 26のほうが違いを把握しやすく、選択の軸がぶれにくくなります。
つまりペガサス プラスは、日常の延長線で速さを足したい人向けの種類であり、万能型より少しパフォーマンス寄りに振れたモデルとして考えると失敗しにくいです。
ペガサス プレミアムは反発感を強く味わいたい人向け
ペガサス プレミアムは、ペガサス系の中でも上位に位置づけられるモデルで、公式でもPegasus史上最高クラスのエネルギーリターンを打ち出しているのが大きな特徴です。
通常のペガサスよりも価格帯は上がりますが、そのぶん走ったときの弾み返りや未来感のあるライドを重視しており、毎日のランを少し特別な感触で楽しみたい人に向いています。
ただし、価格差に対して必ずしも全員が劇的な違いを感じるわけではなく、純粋なコストパフォーマンスで見ると、標準モデルのペガサス 42でも十分に満足できるランナーは多いです。
また、初心者が最初からプレミアム系に行くと、シリーズ全体の違いが分かりにくくなることもあるため、まず標準のペガサスで基準をつくってから上位へ移る方法も堅実です。
ペガサス プレミアムは「何でもできる廉価版の延長」ではなく、反発感や新しい走り心地に価値を感じる人向けの種類だと理解しておくと、期待外れになりにくくなります。
ボメロ 18は柔らかさを優先した快適系デイリー
ボメロ 18は、ナイキのロードランニングシューズの中でもクッションの厚みと快適性を重視した代表格で、足への当たりをやさしくしたい人が選びやすいモデルです。
公式のガイドでもボメロ系は最高レベルのクッショニング側に分類されており、長い時間をかけてゆっくり走るジョグや、疲労が残る日のリカバリーランと特に相性が良いです。
反発だけを求めるならペガサスのほうが軽快に感じやすい一方で、着地のやわらかさや安心感を優先するなら、ボメロのほうが「今日はラクに走りたい」という気分に応えてくれます。
ただし、フォームがまだ安定していない人が柔らかい靴だけで解決しようとすると、逆にふらつきやすく感じることもあるため、足首周りの安定感も同時に確認することが大切です。
クッション重視の種類を探していて、まず一足目から快適性を重視したいなら、ボメロ 18はナイキの中で非常に分かりやすい選択肢になります。
ボメロ プラスは長い距離を快適にこなしたい人向け
ボメロ プラスは、ボメロ 18より一段上の快適性や伸びやかなライド感を求める人に向いた派生モデルで、長めのランでも脚を守りたい人に選ばれやすい種類です。
公式の開発ストーリーでも、スムーズな走り心地と高い反発力、そしてどんなペースでも優れたクッション性を感じられる点が強調されており、初心者にも扱いやすい方向で設計されています。
ゆっくり走る日が多い人、週末に距離を伸ばしたい人、硬い路面の衝撃が気になる人には魅力が大きく、同じボメロ系の中でもより余裕のある履き味を求める場合に候補になります。
その反面、スピード練習中心の人や、足元の軽快さを優先したい人にはオーバースペックになりやすく、価格面でもペガサス系より慎重に選ぶ価値があります。
ボメロ プラスは「疲れにくさを買う」発想で選ぶと納得しやすく、快適性重視のナイキの種類の中でも、長い時間を安心して走るための一足として位置づけられます。
ストラクチャー 26は安定性を補いたい人向け
ストラクチャー 26は、ナイキの中でサポート性を重視した代表シリーズで、足運びの安定感を求める人や、着地時のぐらつきが気になる人が選びやすいモデルです。
公式では中足部のサポートシステムとReactXクッショニングを備えた安定性重視のシューズとして紹介されており、毎日の軽いランから長距離の準備まで幅広く使えると整理されています。
特に、扁平足傾向やオーバープロネーション気味で、柔らかいだけの靴では不安が残る人には、ボメロよりもストラクチャーのほうが安心感につながることがあります。
ただし、安定性を高める設計は人によっては少し抑えられた走り心地に感じるため、キレのある反発を最優先する人にはペガサスやズーム フライのほうが合うこともあります。
足元の不安を減らしながら継続して走りたい人にとって、ストラクチャー 26はナイキの種類の中で役割が最も明確なモデルのひとつです。
ズーム フライ 6はレース感覚で練習したい人向け
ズーム フライ 6は、日常のトレーニングの中でレース当日の感覚に近い反発や推進力を再現したい人に向く、スピード練習用の位置づけが強いモデルです。
公式情報では異なる二層フォームの間にフルレングスのカーボンファイバー製Flyplateを搭載し、ZoomXフォームを増量したことで、高いエネルギーリターンと推進力を狙った設計になっています。
そのため、ジョグ専用というよりは、ビルドアップ走、テンポ走、マラソン前の刺激入れなど、普段の練習を少しレース寄りにしたいランナーが使うと価値が分かりやすいです。
一方で、初心者が毎日これ一足で済ませようとすると、履き味の強さや価格に対して持て余すこともあり、基本のデイリーシューズと併用する考え方のほうが現実的です。
ズーム フライ 6は、ヴェイパーフライやアルファフライの入門というより、練習とレースの橋渡しを担う種類として理解すると位置づけが明確になります。
ヴェイパーフライ 4はロードレース本番向けの王道
ヴェイパーフライ 4は、ナイキのロードレーシングシューズの中でも多くのランナーが最初に思い浮かべる本命で、ハーフマラソンやフルマラソンで記録を狙いたい人向けの種類です。
公式ではZoomXフォームとフルレングスのカーボンファイバー製FlyPlateを継承しつつ、前モデルより軽量化し、前足部の柔軟性や推進力を高めた進化モデルとして説明されています。
アルファフライ 3よりも扱いやすいと感じるランナーも多く、スーパーシューズを初めて導入する場合でも、レース専用機としてイメージしやすいのが強みです。
ただし、耐久性や価格、日常ジョグでの使いにくさを考えると、普段履きにするよりは本番や重要な練習に絞ったほうが、このモデルの価値を活かしやすくなります。
レースで自己ベストを狙うためのナイキの種類をひとつ選ぶなら、まず比較対象に入るのがヴェイパーフライ 4だと考えて問題ありません。
アルファフライ 3は長いレースで爆発力を求める人向け
アルファフライ 3は、ナイキのロードレーシングの中でも特に長距離でのスピード維持を強く意識した上位モデルで、ハーフマラソンからフルマラソンでより大きな推進力を求める人向けです。
公式のレース向けガイドでも、長距離を速く走るための理想的なレースシューズとして位置づけられており、ZoomXミッドソールや高い反発力を武器に本番勝負へ振り切った設計になっています。
足元の反発が強く、履きこなせると武器になりますが、そのぶん扱いには相性があり、フォームが安定していない人や短いジョグ中心の人にはオーバースペックになりやすいです。
ヴェイパーフライ 4と比較すると、どちらが速いかよりも、どちらが自分のフォームや脚力に合って後半まで崩れにくいかで判断したほうが、実戦では失敗が少なくなります。
アルファフライ 3は「最強だから全員向け」という種類ではなく、長距離レースで爆発力を引き出したい経験者が使ってこそ真価を感じやすいモデルです。
目的別に選ぶと失敗しにくい

ナイキのランニングシューズ選びで迷う最大の理由は、シリーズ名を比較してしまい、自分が何のために走るのかという前提を後回しにしやすいことです。
実際には、週に二回の健康維持ランと、サブ4を目指す練習、トレイルの週末レジャーでは必要な性能が大きく異なり、同じ「人気モデル」でも満足度は変わります。
ここでは、用途、足の安定性、走行距離とペースという三つの視点から、ナイキの種類を実際に選ぶときの順番を整理します。
まずは走る目的から絞り込む
最初に決めるべきなのは、どんな場面でそのシューズを使うのかであり、シリーズ名よりも使用目的を先に固定したほうが候補を一気に減らせます。
ジョグ中心なのか、スピード練習も入れるのか、レース本番で使うのかで、快適性、安定性、軽快さの優先順位が変わるため、ここを曖昧にすると買ったあとに不満が出やすくなります。
- 健康維持のジョグ中心ならペガサス 42かボメロ 18
- 着地の安定感を求めるならストラクチャー 26
- テンポ走や刺激入れを増やすならズーム フライ 6
- ハーフやフルの本番を狙うならヴェイパーフライ 4かアルファフライ 3
- 未舗装路まで走るならペガサス トレイル 5かゼガマ 2
このように用途を先に決めれば、上位モデルだから良いという発想から離れられ、自分に必要な役割を持つ種類だけを比較できるようになります。
特に初心者は、一足ですべてをこなそうとせず、まずは日常用を決め、その後に必要ならレース用やトレイル用を足す考え方のほうが失敗しにくいです。
安定性の悩みはシリーズ選びでかなり変わる
ランニングシューズ選びでは、クッションの厚さだけでなく、着地時に足元がどれだけ安定するかが継続しやすさを大きく左右します。
公式ガイドでも、反発性、最高レベルのクッション性、サポート性という三分類で考える方法が示されており、足の傾向に合わせた選択が重要だと分かります。
| 悩み | 選びやすい種類 | 理由 |
|---|---|---|
| 特に大きな悩みはない | ペガサス系 | 反発と扱いやすさのバランスが良い |
| 柔らかさと楽さがほしい | ボメロ系 | 厚めのクッションで長時間の快適性を得やすい |
| 着地のぐらつきが気になる | ストラクチャー系 | 中足部サポートで安定感を得やすい |
| 本番の推進力がほしい | ヴェイパーフライ系やアルファフライ系 | レース特化の反発を活かしやすい |
もちろん、足の形や筋力、走り方によって感じ方は変わるものの、安定性に悩みがある人が単純に柔らかい靴へ流れるより、サポート系を試すほうが改善しやすい場合があります。
逆に、安定系が合わない人は窮屈に感じることもあるため、足元の悩みを自覚したうえで、必要なサポートだけを足すという発想が大切です。
距離とペースの組み合わせで最適解は変わる
同じ10kmでも、会話できるペースで走るのか、自己記録を狙うペースで走るのかで、欲しい性能はまったく別物になります。
ゆったり長く走るならボメロ系やペガサス系の安心感が活きますが、ペースを上げる日が増えるほど、ズーム フライ 6やヴェイパーフライ系の反発が魅力に変わっていきます。
また、フルマラソンでは後半の脚持ちが重要になるため、店頭で最初の数分だけ気持ちよく感じるかより、疲れてきたときにフォームが崩れにくいかで判断するほうが現実的です。
距離が伸びるほど、柔らかさ、安定感、軽さのどれか一つだけを強く求めるとバランスを崩しやすく、用途ごとに役割を分けたほうが満足度は高くなります。
ナイキの種類が多く見えるのは、この距離とペースの違いを細かく埋めるためでもあるので、自分の走る場面を具体的に思い浮かべながら選ぶのが近道です。
ロードとトレイルの違いも知っておきたい
「ランニングシューズ」とひとまとめにされがちですが、ナイキではロード用とトレイル用で前提が大きく異なり、ここを混同すると滑りやすさや耐久性で後悔しやすくなります。
公式ガイドでも、ロードは硬い舗装路に対するクッション性と通気性、トレイルは凹凸や泥、岩場に対するグリップや保護性という考え方で明確に分けられています。
ロード中心の人でも河川敷や公園の未舗装路を走ることは多いため、境界モデルの役割を理解しておくと、二足目の選択がしやすくなります。
ロード用とトレイル用は役割が根本から違う
ロードランニングシューズは、舗装路での衝撃吸収と前への推進を重視して作られており、通気性や軽さを優先した設計が多くなります。
一方でトレイルランニングシューズは、泥、砂利、岩場、濡れた地面でも滑りにくいトラクションや、つま先周りの保護、耐久性を重視したつくりになっています。
| 項目 | ロード用 | トレイル用 |
|---|---|---|
| 主な路面 | 舗装路、歩道、トラック周辺 | 土道、砂利道、岩場、泥道 |
| 重視する性能 | クッション、反発、通気性 | グリップ、保護性、耐久性 |
| 向く代表モデル | ペガサス、ボメロ、ストラクチャー | ペガサス トレイル、ゼガマ、ACG ウルトラフライ |
ロード用をそのまま山道へ持ち込むと、濡れた路面や小石に対する不安が強くなり、逆にトレイル用を街中だけで履くと重さや硬さが気になることがあります。
走る場所が八割以上舗装路ならロード用を基本に考え、未舗装の頻度が上がった時点でトレイル用を分けるほうが、使い勝手も寿命も安定しやすいです。
ペガサス トレイル 5は境界をまたぐ使いやすい種類
トレイルに興味はあるものの、本格的な岩場や山岳レースまで想定していない人にとって、ペガサス トレイル 5は非常に分かりやすい入り口になります。
公式ガイドでも、トレイル向けでありながらロードにも使いやすい汎用性の高さが強調されており、土の公園、河川敷、キャンプ場周辺のランなどで使い勝手が良いモデルです。
- 舗装路と未舗装路が混ざるコースで使いやすい
- 初めてのトレイル用としてキャラクターが分かりやすい
- GORE-TEX版なら悪天候やぬかるみにも対応しやすい
- 純ロード用よりは重く感じる可能性がある
街ラン中心でたまに自然道へ入る人には非常に便利ですが、純ロードで軽快に走る日がほとんどなら、通常のペガサス 42のほうが快適に感じる場面は多いです。
逆に、トレイル率が高くなるほど、もっと保護性やグリップを高めたゼガマやACG ウルトラフライのほうが安心感を得やすくなります。
ゼガマ 2とACG ウルトラフライは本格トレイル向け
より起伏の多い地形や長めのトレイルを走るなら、ナイキのトレイル系の中でもゼガマ 2やACG ウルトラフライ トレイルが比較対象に入ってきます。
公式ではゼガマ 2が難しい地形向けとして紹介されており、長距離トレイルでのクッション性とグリップの両立を狙ったモデルとして理解しやすいです。
ACG ウルトラフライ トレイルは、より過酷な環境やレース寄りの用途にも対応しやすく、通気性や固定感、地形把握のしやすさを改良したモデルとして展開されています。
ただし、街中ジョグだけで使うには価格も性能も過剰になりやすく、トレイルへ行く頻度やコース難度が上がってから検討しても遅くありません。
トレイル系は「なんとなくカッコいい」だけで選ぶより、走る地形の難しさで決めるほうが満足度が高く、ナイキの種類の中でも用途差が特に大きいカテゴリーです。
シリーズ名が似ていても役割はかなり違う

ナイキのランニングシューズで迷いやすいのは、同じブランド内で見た目の雰囲気が似ていても、実際の役割はかなり細かく分かれている点にあります。
特にペガサス、ボメロ、ストラクチャーの三本柱と、ズーム フライ、ヴェイパーフライ、アルファフライのレース系は、比較の軸を間違えると本来の魅力が見えにくくなります。
ここでは、購入時にもっとも迷われやすい組み合わせをまとめて、どこを見れば違いが分かるのかを整理します。
ペガサスとボメロとストラクチャーの違い
デイリー用途で迷うなら、まずはペガサス、ボメロ、ストラクチャーの違いを押さえるだけで、ナイキ全体の理解が一気に進みます。
この三本柱はそれぞれ、反発のバランス型、快適性重視型、安定性重視型という性格が明確で、価格や新しさより役割差で見るべきシリーズです。
| シリーズ | 主な特徴 | 向く人 |
|---|---|---|
| ペガサス | 反発と扱いやすさのバランス | 迷ったときの基準足がほしい人 |
| ボメロ | 厚めのクッションと快適性 | ゆったり長く走ることが多い人 |
| ストラクチャー | 安定感とサポート性 | ぐらつきやオーバープロネーションが気になる人 |
この整理だけでも、ボメロを「ペガサスの上位版」と誤解したり、ストラクチャーを初心者専用と思い込んだりする失敗をかなり減らせます。
どれが優れているかではなく、どの走り心地を求めるかで選ぶことが、デイリートレーナー選びの最短ルートです。
ズーム フライとヴェイパーフライとアルファフライの違い
速く走るためのナイキを探すと、この三つが同時に候補へ入りますが、役割は「練習用の橋渡し」「本番用の王道」「本番用の上位特化」と理解すると整理しやすいです。
ズーム フライ 6はレース感覚で練習するための実用性が強く、ヴェイパーフライ 4は多くのランナーにとって扱いやすい本番用、アルファフライ 3はより長距離で爆発力を求める本番特化と考えられます。
- 普段のスピード練習を強化したいならズーム フライ 6
- ハーフやフルの本番用を初めて買うならヴェイパーフライ 4
- 上位レベルで長距離レースの推進力を最大化したいならアルファフライ 3
- 毎日のジョグを全部これで済ませる発想は三モデルとも相性が分かれやすい
スーパーシューズは高価で注目度も高いですが、日常の走行距離が少ない人ほど、その魅力を使い切れないことがあるので、使用シーンを限定したほうが満足しやすいです。
記録を狙うなら派手な名前で決めるのではなく、自分の脚力と練習内容に対して履きこなせるかで判断することが大切です。
PlusとPremiumの名前は役割の細分化と考える
ナイキでは近年、PlusやPremiumといった派生名称が増えていますが、これを単純な上位下位で捉えると、実際の履き味とのズレが起きやすくなります。
Plusは標準モデルの延長線で走行性能や快適性を一段強めた実戦寄りの選択肢、Premiumはさらに特徴を尖らせたり、新しい体験を強く打ち出したりする位置づけとして見ると理解しやすいです。
たとえば、ペガサスなら標準モデルが基準足、Plusが軽快さ寄り、Premiumがより強い反発体験寄りというように、同じシリーズ内でも目的が少しずつ変わります。
ボメロでも、標準は快適性の入り口、Plusは長距離快適寄り、Premiumはより濃いクッション体験へ寄せたモデルとして受け取ると、価格差の意味が見えやすくなります。
名前の豪華さに引っ張られず、何が強化されているのかを役割で見ることが、ナイキの種類を正しく見分けるコツです。
サイズ感と買い方で失敗しないための視点
シリーズ選びが合っていても、サイズ感や足幅の相性を外すと、評価が高いモデルでも満足できず、シューズ自体の印象まで悪くなってしまいます。
特にランニングシューズは、日常スニーカーと同じ感覚で選ぶと、つま先の圧迫や踵のズレが起きやすく、長い距離になるほど違和感が拡大します。
最後に、ナイキをオンラインと店頭のどちらで買う場合でも押さえておきたい、フィットと運用のコツを整理します。
サイズは立った状態と走る前提で考える
ランニングシューズは歩くだけの靴ではないため、立った状態で足がわずかに広がることや、走行中に前へ滑ることを前提にサイズを見たほうが安全です。
公式ガイドでもトゥボックスに指を動かせる余裕があるか、履き口やサドルが擦れないか、中足部がしっかり支えられているかが重要とされています。
試し履きでは、単に足が入るかではなく、軽くつま先立ちしたときに踵が浮きすぎないか、前足部だけが窮屈になっていないかを確認するのがポイントです。
また、厚手のソックスで普段走る人は、その条件で試さないと本番で感覚が変わるため、サイズ選びの再現性が落ちやすくなります。
サイズに迷ったときは、見た目のフィット感より、長い時間走っても爪や指先にストレスが出にくいかを優先するほうが後悔しにくいです。
足幅の広さや狭さはシリーズとの相性に出やすい
ナイキはシャープな印象を持たれやすいブランドですが、実際にはワイド幅や足型別の選び方も公式ガイドで案内されており、足幅との相性を無視すべきではありません。
公式の案内では、幅広の足にはストラクチャー 26やボメロ 18、主力モデルとしてのペガサス 42などが候補に挙げられており、狭い足にはフィットを出しやすいアッパー構造も参考になります。
- 幅広で安定感もほしいならストラクチャー 26を試す
- 幅広で長距離の快適性を重視するならボメロ 18を確認する
- ニュートラルで万能型を探すならペガサス 42が基準になる
- 狭めの足はアッパーのフィット感も重視して比較する
足幅の相性は口コミだけで決めにくく、同じ「幅広向け」と言われるモデルでも、甲の高さや踵の細さで感覚が変わるため、できれば実際に履き比べたい部分です。
シリーズ選びの正しさとサイズ感の正しさは別問題なので、モデルが決まったあとも、最後はフィット確認を省略しないことが大切です。
一足で済ませるか二足体制にするかも重要
ナイキの種類が多いのは迷わせるためではなく、用途を分けて使う前提にすると便利になるからであり、無理に一足ですべてをまかなう必要はありません。
週に何度も走る人ほど、デイリー用とスピード用、あるいはロード用とトレイル用を分けたほうが、それぞれのシューズの役割が明確になり、使い分けの満足度も上がります。
| 運用パターン | おすすめの組み合わせ | 向いている人 |
|---|---|---|
| 一足で基本をこなす | ペガサス 42かストラクチャー 26 | 初心者や週2回程度のランナー |
| 快適性を重視する二足 | ボメロ 18とズーム フライ 6 | ジョグと練習を分けたい人 |
| 本番用を追加する二足 | ペガサス 42とヴェイパーフライ 4 | 大会参加を考えている人 |
| ロードと自然道を分ける | ペガサス 42とペガサス トレイル 5 | 舗装路と未舗装路の両方を走る人 |
二足体制は贅沢に見えても、役割が明確になることで一足あたりの消耗が分散し、結果的に使い勝手が良くなることも少なくありません。
特に、レース系を普段履きにしないことと、トレイル用を街ラン中心にしないことを意識するだけでも、ナイキの種類の選び方はかなり合理的になります。
自分の走り方に合う種類を選べばナイキは分かりやすい
ナイキのランニングシューズは種類が多く見えますが、実際にはペガサスが反発バランス型、ボメロが快適クッション型、ストラクチャーが安定サポート型という三本柱を基準にすると、全体像はかなり理解しやすくなります。
そこに、ズーム フライ 6が練習をレース寄りにする橋渡し、ヴェイパーフライ 4とアルファフライ 3が本番用、ペガサス トレイル 5やゼガマ 2、ACG ウルトラフライ トレイルが未舗装向けとして加わる形で考えれば、名前の多さに振り回されにくくなります。
選び方の順番としては、まず走る目的を決め、次に快適性と安定性のどちらを重視するかを確認し、最後にサイズ感と足幅を詰める流れが失敗しにくく、価格や話題性だけで選ぶより満足度が高くなります。
迷ったときは、最初の一足をペガサス 42、ボメロ 18、ストラクチャー 26のどれかから選び、必要に応じてズーム フライ 6やヴェイパーフライ 4、トレイル系を足していく考え方にすると、ナイキの種類の違いを実感しながら無理なくそろえていけます。


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