アシックスの厚底シューズが気になるものの、種類が多くて「初心者はどれを選べばいいのか」「厚底は速い人向けではないのか」と迷う人は少なくありません。
実際には、厚底という言葉だけで難しく考える必要はなく、クッションを重視した日常用モデルもあれば、安定感を高めたモデル、転がる感覚で長く走りやすいモデル、幅広の足に配慮したモデルまで揃っています。
アシックス公式ブログでも、厚いソールは高いクッション性によって脚への負担をカバーしやすく、必ずしも上級者専用ではないと案内されています。
この記事では、ランニングをこれから習慣化したい人、5kmから10kmを気持ちよく走りたい人、マラソンへ向けてまず最初の一足を失敗なく選びたい人に向けて、アシックスの厚底モデルを初心者目線で整理し、候補の違いが一度でわかるようにまとめます。
アシックスの厚底は初心者にどれがおすすめ?
最初の一足として考えるなら、結論は「反発の強さ」よりも「着地の安心感」「ぶれにくさ」「足への収まり」の3点を優先して選ぶのが失敗しにくいです。
アシックスは厚底モデルの幅が広く、軽快に弾むタイプ、ふんわり柔らかいタイプ、サポートを強めたタイプ、コスパ重視の入門タイプまで分かれているため、初心者でも目的に合わせてかなり選びやすいブランドです。
ここでは、公式の現行ラインアップと特徴を踏まえながら、初めてのランニングシューズとして候補に入れやすいモデルを、向いている人と注意点まで含めて順番に紹介します。
NOVABLAST 5は楽しく続けたい人の本命
NOVABLAST 5は、ソフトな着地と跳ね返る感覚を両立しやすく、アシックスの厚底を初めて履く人が「走るのが少し楽しい」と感じやすい一足です。
公式でもFF BLAST MAXによるクッション性と反発性、伸縮性と通気性を高めたアッパー、シュータンウイング構造によるフィット向上が特徴として示されており、いわゆる速さだけのレース靴とは立ち位置が違います。
走力よりも、ジョグを気持ちよく続けたい人、歩きとランを混ぜながら習慣化したい人、普段の5km前後を軽快にこなしたい人に向いており、初心者が厚底の楽しさを理解しやすいモデルだと言えます。
一方で、着地のぶれを強く抑える安定型ではないため、足首のぐらつきが気になる人や、内側へ倒れ込みやすい自覚がある人は、後述するKAYANOやGT-2000のほうが安心感は高くなります。
迷ったときに、重すぎず、柔らかすぎず、価格帯も最上位級より抑えめで、用途の幅が広いという意味で、最初に試す価値が最も高いのはNOVABLAST 5です。
GEL-NIMBUS 28は足当たりのやさしさを重視したい人向け
GEL-NIMBUS 28は、アシックスのクッション系モデルの中でも快適性を前面に出した代表格で、柔らかい着地感を最優先したい初心者に相性が良いです。
公式ではFF BLAST PLUSとPureGEL、足を包み込むエンジニアードニット、前作より約20g軽量化した点が打ち出されており、厚底でも重さだけが先に来る感覚を避けやすい設計になっています。
体重がやや重めで衝撃を減らしたい人、長時間歩いてから少し走る使い方をしたい人、リカバリージョグやゆっくり長く走る感覚を大切にしたい人には、とてもわかりやすい満足感があります。
ただし、反発を使ってテンポ良く進みたい人には、ふんわり感が前に出すぎると感じることもあるため、軽快さを求めるならNOVABLAST 5、安定感を優先するならGEL-KAYANO 32との比較が欠かせません。
初心者の「まず脚を痛めずに走る習慣を作りたい」という目的にはかなり強く、安心感を重視するなら有力候補の中心です。
GEL-KAYANO 32は安定感を最優先したい人に合う
GEL-KAYANO 32は、厚底のクッション性に加えてサポート性まで重視したモデルで、初心者の中でも足運びのぶれが気になる人に向いています。
公式では4D GUIDANCE SYSTEMとFF BLAST PLUS、前足部の厚みを増した構造が紹介されており、長距離でもバランスの取れたスムーズなストライドを支える設計であることが特徴です。
膝や足首への不安から最初の一足を慎重に選びたい人、普段から立ち仕事や歩行で疲れやすい人、着地時に左右差や不安定さを感じやすい人は、弾みよりもKAYANOの安定感の恩恵を感じやすいでしょう。
その代わり、走りに軽快さや遊びを求める人には、少ししっかりした履き味に感じやすく、足が元気な人には過剰サポートと感じる可能性もあります。
厚底を履きたいけれど、不安定さが怖いという初心者には、KAYANO 32は非常に納得感のある選択です。
GT-2000 14は安定感と価格のバランスがいい
GT-2000 14は、安定系の中では扱いやすさと価格のバランスが良く、初めての厚底として現実的な候補にしやすいモデルです。
公式には3Dガイダンスシステム、接地面を広く取ったソール形状、FF BLAST MAXによるやわらかさと反発、トランポリン着想のクッションパーツが示されており、安定感だけで終わらないのが魅力です。
KAYANOほどの重厚さは求めていないが、NOVABLASTほど自由な乗り味も少し不安という人にはちょうど中間で、ジョグ中心の初心者が最初に選びやすい落としどころになります。
とくに、健康目的で週2回から3回走る人、走力向上よりまず継続を重視したい人、フォームにまだ自信がない人には、派手さはなくても長く付き合いやすい一足です。
アシックスらしいサポート感を適度に感じながら、厚底のクッションも取り入れたいなら、GT-2000 14はかなり堅実な選択肢です。
GEL-CUMULUS 28は軽さと素直さで選びやすい
GEL-CUMULUS 28は、厚底の中でも軽量性とスムーズな足運びを重視したニュートラル寄りのデイリートレーナーで、過剰なクセを避けたい初心者に向いています。
公式ではFF BLAST MAX、フルイドライドアウトソール、かかとのAHAR LOが特徴として案内されており、靴底の最大の厚さは約38.5mmで、十分なクッションを持ちながら過度に大げさな乗り味になりにくいです。
厚底らしい保護感は欲しいが、弾みすぎる靴ややわらかすぎる靴は苦手という人には、CUMULUSの素直な接地感が合わせやすく、フォームを覚える初期にも扱いやすいです。
ただし、履いた瞬間の高揚感ではNOVABLASTやNIMBUSほどのわかりやすさがないため、走る楽しさを強く引き出したい人は、比較候補を広げて検討したほうが後悔しにくくなります。
それでも、癖の少ない厚底で日常ランを無理なく始めたいなら、CUMULUS 28は非常に優秀な土台になります。
GLIDERIDE MAX 2は長くゆっくり走りたい人に向く
GLIDERIDE MAX 2は、転がるように前へ進む感覚を重視したモデルで、脚を使いすぎずに長めの距離をこなしたい初心者に相性が出やすい一足です。
公式ではFF BLAST MAXを使った二層ミッドソール、HARD EVAプレートを挟んだガイドソール形状、効率の良いスムーズな走りが特徴として説明されています。
ペースは速くなくても、10km以上へ少しずつ距離を伸ばしたい人、後半にフォームが崩れやすい人、つま先へ自然に体重移動してくれる感覚が欲しい人には、このモデルの良さがわかりやすいです。
一方で、歩く延長のような短いジョグや、小回りの利く自然な足さばきを好む人には、転がり感が強めに感じられることがあるため、最初の違和感には注意が必要です。
距離を伸ばす将来像まで見据えて厚底を選びたい初心者なら、GLIDERIDE MAX 2は候補に入れる価値があります。
GEL-EXCITE 11は予算を抑えたい入門者向け
GEL-EXCITE 11は、アシックスの中では手を出しやすい価格帯で、厚みのあるソールと快適性を体験したい入門者に向いたモデルです。
公式ではAMPLIFOAM PLUSによるやわらかな履き心地と、靴底の最大の厚さが約39mmであることが示されており、気軽なジョグやフィットネス用途まで含めて使いやすい設計です。
まだランニングが習慣になるかわからず、いきなり上位価格帯へ踏み切りにくい人、歩きと軽いジョグを中心に体力づくりをしたい人には、初期投資を抑えながら厚底の安心感を得やすい利点があります。
ただし、反発や上質なクッションの伸びやかさでは上位モデルに差があり、走る距離が増えるほど物足りなさが出やすいため、長く使う一足より入口の一足として考えるほうが納得しやすいです。
コストを抑えて始めたいなら有力ですが、継続前提ならNOVABLASTやGT-2000まで視野を広げる価値があります。
幅広足ならワイド展開を優先する
初心者が厚底で失敗しやすい原因のひとつが、ソールの厚さではなく横幅の窮屈さで、前足部がきついまま走ると良さよりストレスが先に立ちやすくなります。
アシックスは現行でもNOVABLAST 5 WIDEやGEL-NIMBUS 28 EXTRA WIDE、GEL-KAYANO 32 EXTRA WIDEなど幅展開のあるモデルが用意されており、厚底でも足型に合わせやすいのが強みです。
足幅が広い人、甲が高い人、夕方に足がむくみやすい人は、標準幅の評判だけで決めず、同じモデルのワイド版があるかを先に確認したほうが満足度は上がります。
とくに、楽しさ重視ならNOVABLAST 5 WIDE、快適性重視ならNIMBUS 28 EXTRA WIDE、安定感重視ならKAYANO 32 EXTRA WIDEという見方をすると、選択がかなり整理しやすくなります。
厚底が合わないと感じた人でも、実は足幅が合っていなかっただけということは珍しくないため、ワイド展開の有無は必ず確認したいポイントです。
初心者が厚底を選ぶ前に知っておきたいこと

厚底シューズは話題性が高いぶん、速い人だけの道具だと誤解されやすいですが、実際には日常ラン向けの厚底と、レース志向の厚底は設計思想がかなり異なります。
アシックスはクッションカテゴリーや安定カテゴリーを明確に分けており、初心者向けの選択肢も多いため、「厚いソールだから難しい」と一括りにしないことが重要です。
まずは厚底の役割を正しく理解しておくと、自分に必要なのが弾みなのか、保護感なのか、サポートなのかが見えやすくなります。
厚底は上級者専用ではない
アシックス公式ブログでは、厚いソールはクッション性が高く、走るための筋力が十分でないビギナーでも脚への負担を減らしやすいと説明されています。
つまり、初心者にとって大切なのは厚底かどうかより、どんな厚底かであり、レース用の極端に攻めた設計でなければ、むしろ始めやすさにつながる場合があります。
最初のうちは筋力やフォームが安定していないため、着地衝撃をやわらげてくれるシューズの恩恵は大きく、無理なく続けるための道具として厚底を使う考え方は十分に合理的です。
ただし、柔らかさや高さが強すぎる靴を選ぶと安定感が不足することもあるため、初心者は必ずクッション性と安定性の両方を見る必要があります。
反発より安定感を先に見る
初心者はシューズ紹介で「弾む」「速い」「推進力」といった言葉に目が向きやすいですが、最初に確認すべきなのは着地したときに足が左右へぶれないかどうかです。
とくに走り始めは、後半になるほどフォームが乱れやすく、反発が大きい靴ほどその乱れを増幅してしまうことがあるため、乗りこなせる感覚の確認が欠かせません。
- 着地時にぐらつかない
- かかとが収まりやすい
- 前足部が窮屈すぎない
- 歩いても違和感が少ない
- ジョグの遅い速度でも扱いやすい
この条件を満たしやすいのが、KAYANO、GT-2000、NIMBUSのような安心感寄りのモデルで、NOVABLASTは軽快さ寄り、GLIDERIDEは転がり寄りと考えると整理しやすいです。
カーボンなしが始めやすい
アシックスの中にはレース向けの高反発モデルもありますが、初心者が最初の一足として選ぶなら、まずはカーボンプレート非搭載のデイリートレーナーから入るほうが扱いやすいです。
カーボン入りは速く走る局面では魅力がある一方で、ゆっくりしたジョグでは硬さやクセが気になりやすく、走りの未完成な段階では使いどころが難しくなります。
| 分類 | 向きやすい人 | 初心者との相性 |
|---|---|---|
| 日常向け厚底 | 継続重視 | 高い |
| 安定系厚底 | ぶれが気になる人 | 高い |
| レース志向厚底 | スピード重視 | 慎重に判断 |
実際に公式のおすすめ一覧でも、初心者が選びやすい定番やクッション系のモデルが明確に分類されているため、最初はその枠から選ぶのが近道です。
アシックスの厚底を失敗なく選ぶ基準
同じブランドの厚底でも、買ってから満足しやすいかどうかは、モデル名の人気より自分の使い方と足型に合っているかで決まります。
初心者ほど「なんとなく評判が良いから」で選びがちですが、目的、足幅、予算の3点を先に決めるだけで、候補はかなり絞れます。
ここでは、アシックスの厚底を選ぶときに優先順位を間違えないための基準を整理します。
最初に決めるのは走る目的
シューズ選びで最初に決めるべきなのは、どれだけ速く走りたいかではなく、どんな頻度でどんな距離を走るのかという用途です。
用途が曖昧なまま選ぶと、クッションが必要なのに軽快系を買ったり、逆にテンポ良く走りたいのに安定系を選んだりして、良い靴でも不満が残ります。
- 習慣化重視ならNOVABLAST 5
- 快適性重視ならGEL-NIMBUS 28
- 安定感重視ならGEL-KAYANO 32
- バランス重視ならGT-2000 14
- 予算重視ならGEL-EXCITE 11
まず目的を言語化してから比較すれば、厚底選びはかなり簡単になり、口コミの多さに振り回されにくくなります。
足幅とかかとの収まりを優先する
初心者が店頭試着やオンライン購入で見落としやすいのが、前足部の広さと、かかとが浮かずに収まるかというフィットの基本です。
公式のサイズ選びの記事でも、普段のスニーカーと同じ感覚で選ばず、つま先の余裕とかかと、土踏まずの支えを確認する重要性が説明されています。
厚底はミッドソールの存在感が大きいため、フィットがずれると小さな違和感が増幅しやすく、走りにくさを「厚底が合わない」と勘違いする原因にもなります。
足幅に不安がある人は標準幅だけで決めず、WIDEやEXTRA WIDEの有無を確認し、かかとが浮かず前足部だけ適度に余る感覚を目安にすると失敗しにくいです。
価格だけでなく続けやすさで比べる
初心者は価格差に目が行きやすいですが、本当に大切なのは買ったあとに週単位で履きたくなるかどうかで、継続しやすい一足のほうが結果的に満足度は高くなります。
安さだけで決めると、走るたびに物足りなくなって結局買い替えたくなることがあり、逆に高価すぎる一足を最初から選ぶと、もったいなさから気軽に使えないこともあります。
| 考え方 | 向くモデル像 | 失敗しにくさ |
|---|---|---|
| 最初の本命を買う | NOVABLAST 5級 | 高い |
| 安心感を優先する | NIMBUSやKAYANO級 | 高い |
| まず安く始める | EXCITE級 | 用途限定なら高い |
長く使う前提なら、履いて気分が上がるかどうかも含めて判断したほうが、ランニング習慣は定着しやすくなります。
練習内容別に相性のいい選び方

初心者向けといっても、歩きから始める人と、いきなり週3回走る人では合うシューズが変わります。
アシックスの厚底は用途ごとの差がわかりやすいため、練習内容から逆算して選ぶと、買ってからの違和感をかなり減らせます。
ここでは、代表的な使い方ごとに合わせやすいモデルの考え方を整理します。
歩き混じりのジョグから始める
まだ連続して長く走れない段階なら、反発の鋭さよりも、歩いても走っても違和感が少ないことを優先したほうが続けやすいです。
この用途では、GEL-NIMBUS 28やGEL-EXCITE 11のように、着地がやわらかく、ペースを上げなくても恩恵を感じやすいモデルが扱いやすくなります。
とくに、運動不足解消やダイエット目的で始める人は、最初からスピード用の味付けが強い靴を選ぶより、歩きの時間も快適なモデルを選ぶほうが使用頻度が上がります。
走り始めの数週間は、歩きとジョグの境目が曖昧でも問題ないため、日常使いに近い感覚で履けるかどうかを基準にするのが現実的です。
週2〜3回の健康ランを続けたい
健康維持のために30分前後のジョグを週2回から3回続けたいなら、クッションだけでなく、軽快さとのバランスが良いモデルを選ぶと飽きにくくなります。
この領域では、NOVABLAST 5やGT-2000 14が使いやすく、前者は楽しさ、後者は安定感という違いで選び分けると考えやすいです。
- 気分良く走りたいならNOVABLAST 5
- 不安を減らしたいならGT-2000 14
- 足当たり重視ならGEL-NIMBUS 28
- 足幅が広いならWIDE展開を確認
健康ランでは一回の記録より継続回数のほうが大切なので、玄関で手に取りやすいかどうかを優先して選ぶのが正解です。
10km以上も視野に入れる
5kmを超えて距離を伸ばしたい人は、着地の柔らかさだけでなく、後半でも前へ進みやすい設計かどうかを見る必要があります。
そうした観点では、GLIDERIDE MAX 2の転がり感や、GEL-KAYANO 32の安定感、GEL-NIMBUS 28の快適性が候補になりやすく、同じ厚底でも役割はそれぞれ異なります。
| 伸ばしたい方向 | 向きやすい候補 | 特徴 |
|---|---|---|
| 楽に距離を伸ばす | GLIDERIDE MAX 2 | 転がり感 |
| 安定して距離を踏む | GEL-KAYANO 32 | サポート重視 |
| 快適に長く走る | GEL-NIMBUS 28 | やわらかさ重視 |
距離が延びるほどシューズの個性が疲労感に直結しやすいため、短い試し履きだけでなく、自分が目指す練習量を想定して選ぶことが重要です。
買ってから後悔しないための注意点
シューズそのものの良し悪しより、買い方や使い始め方のミスで「合わない」と感じてしまう初心者は多いです。
とくに厚底は、サイズ感、慣らし、使い分けの3点で差が出やすく、ここを押さえるだけで満足度は大きく変わります。
最後に、購入前後で気をつけたい実践的なポイントを整理しておきます。
サイズは普段靴基準で決めない
普段のスニーカーでぴったりだからと同じ感覚で選ぶと、ランニング中の足のむくみや前後のずれを吸収できず、つま先や前足部の圧迫感が出やすくなります。
アシックス公式でも、つま先の余裕を持たせつつ、かかとと土踏まずが支えられるサイズを選ぶこと、足の幅や特徴を把握することが重要だと案内されています。
初心者ほど、店頭で夕方に試す、ランニング用ソックスで履く、軽く足踏みしてかかとの浮きを確認する、といった基本を省かないことが大切です。
オンライン購入なら返品条件やサイズ交換の可否を確認し、少しでも不安がある場合はワイド展開も含めて検討するのが安全です。
厚底は慣らし期間を作る
厚底は守られている感覚が強いぶん、初日から長く走ってしまいがちですが、足首やふくらはぎの使い方が普段と変わるため、慣らし期間を設けたほうが安全です。
とくに転がり感のあるモデルや、反発が強いモデルは、短い距離では快適でも、長く使うとフォームの癖が出やすくなることがあります。
- 最初は歩き+短いジョグで使う
- 初回から長距離にしない
- 違和感が出たら無理をしない
- 2回目以降に少しずつ距離を伸ばす
履いた瞬間の印象だけで合う合わないを決めず、数回の使用で身体がどう反応するかを見るほうが、厚底の良さを正しく判断しやすくなります。
一足で全部こなそうとしない
初心者でも走る頻度が増えてきたら、一足でジョグも長い距離も速い練習も全部こなそうとするより、主役の一足を中心に使い分けを考えたほうが快適です。
最初は一足で十分でも、週3回以上走るようになると、疲労の溜まり方や路面状況によって相性が変わるため、用途の違いを理解しておくと買い足しも失敗しにくくなります。
| 役割 | 向く方向 | 例 |
|---|---|---|
| 日常ジョグ | 万能型 | NOVABLAST 5 |
| 安心重視 | 安定型 | GT-2000 14 |
| ゆっくり長め | 快適型 | GEL-NIMBUS 28 |
最初の一足を買う段階では無理に複数持つ必要はありませんが、役割を理解しておくと、将来的な買い替えや買い足しがかなりスムーズになります。
自分に合う一足で走り出しやすくなる
アシックスの厚底を初心者が選ぶなら、最初の本命はNOVABLAST 5、快適性重視はGEL-NIMBUS 28、安定感重視はGEL-KAYANO 32、バランス重視はGT-2000 14という整理がもっともわかりやすいです。
そこに、素直な乗り味を求めるならGEL-CUMULUS 28、長く楽に走りたいならGLIDERIDE MAX 2、予算を抑えたいならGEL-EXCITE 11、幅広の足ならWIDEやEXTRA WIDEという視点を加えると、候補はかなり絞り込めます。
厚底だから初心者には早いと考える必要はなく、大切なのは自分の走り方と足型に合った日常向けモデルを選ぶことなので、まずは安心して続けられる一足を基準に判断するのが近道です。
迷ったときは、反発より安定感、評判よりフィット、最安値より継続しやすさを優先すると、アシックスの厚底は初心者にとって心強い味方になってくれます。



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