アシックスのランニングシューズでクッション性を比べようとすると、GEL-NIMBUSのようなやわらかさ重視のモデルもあれば、NOVABLASTやSUPERBLASTのように沈み込んでから強く返るモデルもあり、同じ「クッションが良い」という言葉でも履き味の意味が大きく変わるため、人気モデルほど選択が難しくなります。
しかも現行ラインアップでは、やわらかさを前面に出したCUSHION系、弾み感を強めたBOUNCE系、安定感を組み合わせたSTABILITY系が明確に分かれており、足裏の印象だけで決めると、思っていたより重い、反発が強すぎる、足運びがゆっくりに感じるといったズレが起こりやすいのが実情です。
そこで本記事では、2026年4月時点のアシックス公式通販と公式比較ページで確認できる現行主要モデルをベースに、最大ソール厚、重量、価格、フォーム材、安定性の考え方まで横断して整理し、単なる人気順ではなく「どんなランナーにどのクッションが合うか」という軸で比較します。
ジョグ用の一足を探している初心者、フルマラソン完走を狙う中級者、脚を守れる厚底デイリートレーナーを探す人、カーボンシューズ以外で反発感の強い練習靴を探す人まで、それぞれの迷いどころに答えられるように構成しているので、自分の走力と使い方に合う一足を絞り込みやすくなるはずです。
アシックスのクッション性比較で選ぶおすすめランニングシューズ
最初に結論を言うと、ふわっとしたやわらかさを最優先するならGEL-NIMBUS 28、やわらかさと反発の両立を狙うならNOVABLAST 5、安定感込みで脚当たりのやさしさを求めるならGEL-KAYANO 32が中心候補になり、そこへ軽さや価格、用途の幅をどう足すかで他モデルの優先順位が変わります。
ここではアシックス公式が示すクッション系、バウンス系、安定系の立ち位置と、国内公式通販で確認できる価格やソール厚を踏まえながら、実際の選び分けがしやすいように一足ずつ特徴と向いている使い方を掘り下げます。
GEL-NIMBUS 28
GEL-NIMBUS 28は、アシックスの中で「とにかくやわらかくて快適なクッション」を求める人が最初に検討したい王道モデルで、足を入れた瞬間の包まれ感から着地時の衝撃緩和までを高い水準でまとめた、長く安心して使いやすい一足です。
国内公式通販では税込22,000円で、メンズの靴底最大厚は約43.5mmとなっており、公式比較ページでもCUSHIONカテゴリの中核として位置づけられているため、スペック上も設計思想の面でも「やわらかさ重視」が明確です。
ミッドソールにはFF BLAST PLUSとPureGELを組み合わせており、PureGELは従来型GELよりやわらかく軽量化された素材として案内されているため、接地の瞬間に角が立ちにくく、疲れてフォームが雑になっても脚に刺さるような衝撃を受けにくいのが大きな魅力です。
ゆっくりしたジョグ、LSD、フルマラソン完走狙いの長時間走、普段履きも兼ねたい人には非常に相性が良い一方で、鋭い反発でテンポよく回したい人には少しおとなしく感じやすく、軽快感より安心感を優先する人向けと考えると選びやすくなります。
アシックスのクッション性比較で迷ったときに、まず基準として履いておきたいのがこのモデルで、ここを「やわらかすぎる」と感じるならBOUNCE系へ、「もう少し安定感がほしい」と感じるならKAYANO系へ進むという見方が失敗を減らします。
NOVABLAST 5
NOVABLAST 5は、やわらかいだけでは物足りず、着地のソフトさと蹴り出しの弾み感をどちらも欲しい人に最もバランスよく刺さるモデルで、アシックスの中でもクッション性比較で名前が上がりやすい理由が非常にわかりやすい一足です。
国内公式通販では税込16,500円で、メンズの靴底最大厚は約41.5mmと厚めながら、公式比較ページの重量は255gで、厚底の安心感に対して数字が軽く、日常トレーニングで扱いやすい立ち位置に収まっています。
ミッドソールのFF BLAST MAXは、アシックス公式でもソフトな着地と反発性を支えるフォームとして説明されており、さらにトランポリン発想のアウトソール構造が合わさることで、単に沈むだけではなく、前へ転がるような気持ちよさが出やすいのが特徴です。
ジョグからペース走まで一足で回したい人、カーボン入りレーシングモデルの練習靴が欲しい人、重すぎる厚底が苦手な人にはかなり向いていますが、足元のグラつきを強く嫌う人や、着地の安定感を最優先する人はKAYANO 32やGT-2000 14のほうが安心しやすいです。
価格も上位モデルより抑えめで、初めてアシックスの厚底系に入る人の入り口として優秀なので、やわらかさと反発の中間点を探しているなら、最初に候補から外す理由が少ないモデルと言えます。
GEL-KAYANO 32
GEL-KAYANO 32は、安定性が必要な人向けの代表作でありながら、近年のモデルはクッションの質感もかなり高く、単なる「矯正系」ではなく、安心して長く走れる厚底クッションシューズとして見ると評価しやすい一足です。
国内公式通販では税込22,000円で、メンズの靴底最大厚は約40mmとなっており、公式比較ページでもPlush Stabilityという位置づけで紹介されているため、やわらかさとサポートを同時に求める人向けのモデルだと理解しやすいです。
4D GUIDANCE SYSTEMが走行中の変化に合わせて安定性を発揮し、FF BLAST PLUSフォームが前足部の厚みを増しながら快適性も担う設計になっているため、足が内側へ倒れ込みやすい人や、後半にフォームが崩れやすい人でも安心して距離を踏みやすくなっています。
フルマラソン完走を目標にしている人、体重がやや重めで着地衝撃を抑えたい人、疲れてくると膝や足首がぶれやすい人には特に向いていますが、ニュートラルな自由度の高いライドが好きな人には、やや導かれる感覚が強く感じられることがあります。
クッション性比較で「やわらかさだけでは不安」という悩みを持つ人にとって、KAYANO 32は最有力候補であり、脚を守る感覚を優先したいならNIMBUSやNOVABLASTより先に試す価値があります。
GEL-CUMULUS 28
GEL-CUMULUS 28は、アシックスの中で扱いやすいデイリートレーナーを探す人にちょうどよく、ふわふわしすぎず、硬すぎず、価格も抑えられているため、クッション性比較で最も「現実的に買いやすい優等生」と言えるモデルです。
国内公式通販では税込16,500円で、メンズの靴底最大厚は約38.5mm、公式比較ページの重量は259gとなっており、厚底の安心感を残しつつ、上位モデルほど大きくて重い印象になりにくいバランスが魅力です。
現行モデルではFF BLAST MAXが採用されており、公式では雲のようにやわらかな着地と弾むような蹴り出しを支えると説明されているため、従来のCUMULUSよりも「無難だけど退屈ではない」方向へ進化したと考えるとイメージしやすくなります。
週に数回のジョグ、5kmから10km前後の普段使い、ランニング初心者の最初の一足、通勤や街履きも兼ねたい人には特に向いていますが、ロング走での守られ感を強く求める人はNIMBUS 28、練習の高揚感を求める人はNOVABLAST 5のほうが満足しやすいです。
価格と性能のバランスで選ぶなら非常に有力で、アシックスのクッション性比較において「まず失敗しにくい中庸モデル」を探している人におすすめしやすい一足です。
GT-2000 14
GT-2000 14は、KAYANOほど重厚ではない安定系を探している人に向いたモデルで、接地のやさしさとスムーズな前進感の両立を狙いやすく、サポートが必要でも軽快さを残したい人にちょうどよい位置づけです。
国内公式通販では税込16,500円で、メンズの靴底最大厚は約36.5mm、公式比較ページの重量は273gとなっており、安定系としては比較的軽く、価格もKAYANOより抑えられているため、継続しやすい選択肢になっています。
3D GUIDANCE SYSTEMが内側への倒れ込みを抑えつつ、ミッドソールにはFF BLAST MAXが使われているため、安定性モデルでありながら着地が硬くなりすぎず、反発を少し感じながらジョグを回したい人にも合わせやすいのが強みです。
オーバープロネーション傾向が軽度から中程度の人、KAYANOでは少し重いと感じる人、完走向けの安心感は欲しいがテンポよく走る日も作りたい人には相性がよく、逆に最大級のやわらかさを求める人にはNIMBUS系のほうがわかりやすく満足できます。
安定性の必要性はあるけれど、重厚感は抑えたいというニーズにきれいに応えるモデルなので、足のブレが気になる人の入門用サポートシューズとしてかなり有力です。
SUPERBLAST 3
SUPERBLAST 3は、アシックスの中でもプレミアムな反発系厚底として位置づけやすく、クッション量そのものも大きいのに、ただ沈むのではなく前への推進感が強く、ジョグでもテンポ走でもテンションを上げやすい一足です。
国内公式通販では税込26,400円で、メンズの靴底最大厚は約46.5mm、公式比較ページの重量は239gとなっており、この厚さに対して軽さが際立つため、数字だけ見ても通常のクッション系とは明らかにキャラクターが異なります。
ミッドソール上層にはFF LEAPが採用され、さらに新しいトランポリン構造とASICSGRIPが組み合わされているため、着地の深さよりもエネルギーの返りやすさに魅力があり、長い距離でも脚を残しつつペース変化をつけやすいのが特徴です。
サブ4前後を狙う人の高性能デイリートレーナー、カーボンプレートなしで速い練習をしたい人、足元の弾みで走りの気分を上げたい人には強く向いていますが、接地の落ち着きや安定第一で選ぶ人にはやや活発すぎると感じられる可能性があります。
価格は高めでも、クッション量と反発感の両立では非常に魅力的で、NIMBUS系の「守るクッション」とは別方向の快感を求めるなら、試す価値が大きいモデルです。
MEGABLAST
MEGABLASTは、アシックスの中でも最上級クラスの弾み感を味わいたい人向けの尖ったモデルで、クッション性という言葉を「やわらかい」よりも「軽くて高く返る」と捉えるなら、非常に魅力の強い選択肢です。
国内公式通販では税込27,500円で直営店舗限定、靴底最大厚は約46mm、公式比較ページの重量は230gとなっており、厚みのわりに非常に軽く、価格帯も含めて明確にプレミアム路線の一足だとわかります。
ミッドソールにはFF TURBO SQUAREDが使われており、公式でも軽量で弾むような反発性と、さまざまな速度や距離に対応する機能性が案内されているため、一般的なジョグシューズの延長ではなく、練習とレース感覚の間をつなぐ存在として理解するのが自然です。
スピード感のある走りが好きな人、脚力があり、厚底でも接地のコントロールができる人には楽しいモデルですが、ランニング初心者やゆっくり長く走るだけの一足を探す人には、オーバースペックで価格負担も大きく感じやすいでしょう。
アシックスのクッション性比較で最高クラスのバウンス感を求めるなら最有力候補ですが、万人向けではないため、用途を明確にしたうえで選ぶことが満足度を左右します。
クッション性はやわらかさだけでは決まらない

ランニングシューズのクッション性を比較するとき、多くの人は足を入れた瞬間のふわっとした感触で判断しがちですが、実際にはフォーム材の性格、ソールの厚さ、安定構造、接地から蹴り出しへの移行まで含めて初めて「走って心地よいクッション」になります。
特にアシックスは、CUSHION、BOUNCE、STABILITYで役割をかなり分けているため、単純に厚いほうが快適、柔らかいほうが正解という見方ではなく、自分が走る速度とフォームの崩れ方に合うかどうかまで見ておくことが大切です。
フォーム材の違い
まず押さえたいのは、アシックスのクッション性は見た目のボリュームだけでなく、何のフォーム材を使っているかで足裏の印象が大きく変わるという点です。
同じ厚底でも、FF BLAST PLUS系は快適性を重視しやすく、FF BLAST MAX系はやわらかさに反発を足しやすく、FF LEAPやFF TURBO SQUAREDはより高いエネルギーリターンを狙いやすい方向へ振られています。
- FF BLAST PLUS:快適性重視
- PureGEL:衝撃緩和を補強
- FF BLAST MAX:やわらかさと反発
- FF LEAP:軽量で高反発
- FF TURBO SQUARED:最上級の弾み感
店頭で少し立っただけでは差が見えにくくても、実走すると足が沈む深さ、返りの速さ、後半の脚残りに差が出るので、素材名は難しく見えても選び分けの軸としてかなり重要です。
厚底でも走りが変わる理由
ソールが厚いシューズは一般に衝撃を受けにくくなりますが、厚みが増えるほど重心位置や接地の感覚も変わるため、単に足にやさしいだけでなく、前へ転がりやすいか、上下に弾みやすいか、横ブレが出やすいかまで変化します。
たとえばNIMBUS 28の約43.5mmやSUPERBLAST 3の約46.5mmのような厚底は、脚への安心感を得やすい一方で、フォームが合わないと接地感がぼやけたり、踵に乗りすぎて回転が遅れたりすることもあります。
逆にGT-2000 14の約36.5mmやCUMULUS 28の約38.5mmは、極端な厚底ほどの浮遊感はないものの、足元の位置関係をつかみやすく、フォームが安定しにくい人でも扱いやすい傾向があります。
厚底かどうかだけで良し悪しを決めるのではなく、自分が普段どれくらいのペースで走り、接地をしっかり感じたいのか、それとも脚への保護を優先したいのかを整理すると選択ミスが減ります。
主要モデルの比較表
数値を並べると、アシックスのクッション性比較はかなり整理しやすくなり、各モデルの立ち位置が感覚ではなく構造で見えてきます。
下の表では、国内公式通販の価格と最大ソール厚、公式比較ページの重量を並べ、どの方向のクッションを狙ったモデルかをひと目で確認できるようにまとめました。
| モデル | 方向性 | 最大厚 | 重量 | 価格 |
|---|---|---|---|---|
| GEL-NIMBUS 28 | やわらかさ重視 | 43.5mm | 281g | 22,000円 |
| NOVABLAST 5 | 反発バランス | 41.5mm | 255g | 16,500円 |
| GEL-KAYANO 32 | 安定系厚底 | 40mm | 300g | 22,000円 |
| GEL-CUMULUS 28 | 万能デイリー | 38.5mm | 259g | 16,500円 |
| GT-2000 14 | 軽量サポート | 36.5mm | 273g | 16,500円 |
| SUPERBLAST 3 | 高反発厚底 | 46.5mm | 239g | 26,400円 |
| MEGABLAST | 最上級バウンス | 46mm | 230g | 27,500円 |
この表からも、守る系ならNIMBUSとKAYANO、万能系ならNOVABLASTとCUMULUS、攻める系ならSUPERBLASTとMEGABLASTという大きな流れが見えるので、迷ったらまず自分が求める方向性を三つに分けて考えるのが近道です。
目的別に失敗しない選び方
クッション性比較はモデル単体の良し悪しよりも、どの練習に使うかを先に決めたほうが失敗しにくく、ジョグ中心なのか、完走狙いなのか、少し速い練習もこなしたいのかで選ぶべき一足はかなり変わります。
ここでは使用シーンごとに優先順位を並べ替え、初心者が「人気だから」で買ってしまって起こりやすいズレを避けるための考え方を整理します。
ジョグ中心で選ぶ基準
週に数回のジョグや体力づくりが中心なら、クッションの量だけでなく、走り始めてから終わりまでストレスなく使える扱いやすさを優先したほうが満足度は高くなります。
この用途では、過度な反発でフォームが乱れるよりも、着地が自然で疲れても脚を守ってくれることのほうが重要なので、必ずしも最上位の厚底や高反発が正解とは限りません。
- 安心感重視:GEL-NIMBUS 28
- 万能型:GEL-CUMULUS 28
- 少し弾みも欲しい:NOVABLAST 5
- 安定性優先:GT-2000 14
ジョグ用の一足としては、CUMULUS 28かNIMBUS 28がもっとも失敗しにくく、走っていて気分が上がる軽快感も欲しいならNOVABLAST 5へ寄せるという順番で考えると選びやすいです。
フルマラソン完走を狙う基準
フルマラソン完走を目的にする場合は、短時間の試し履きで感じる軽さよりも、30km以降にフォームが崩れても脚を残しやすいかどうかが重要で、長時間の安心感が選択の中心になります。
その観点では、やわらかさと保護性能の強いNIMBUS 28、安定構造を備えたKAYANO 32、サポートが必要だが軽さも欲しい人向けのGT-2000 14が軸になりやすく、走力がある人ならSUPERBLAST 3を高性能練習靴にする選択肢も出てきます。
特に後半に膝や足首がぶれやすい人は、足裏の気持ちよさだけでNIMBUSを選ぶより、KAYANO 32やGT-2000 14のようにフォーム維持を助けるモデルのほうが結果的に楽に走れることがあります。
完走目的で迷ったら、脚を守る安心感を最優先するのか、少しでもテンポよく前へ進みたいのかをはっきりさせることで、候補はかなり絞り込みやすくなります。
予算と用途の比較表
価格差も選び方に直結しやすく、16,500円帯で十分満足できる人がいる一方で、上位モデルの履き味に価値を感じる人もいるため、予算は性能と同じくらい現実的な比較軸です。
下の表では、用途と価格帯を合わせて整理し、どこまで投資する価値があるかを考えやすいようにしました。
| 用途 | 第一候補 | 価格帯 | 向く人 |
|---|---|---|---|
| 日常ジョグ | GEL-CUMULUS 28 | 16,500円 | 初心者から中級者 |
| 反発系デイリー | NOVABLAST 5 | 16,500円 | 一足で幅広く使いたい人 |
| 完走向け安心感 | GEL-NIMBUS 28 | 22,000円 | 脚を守りたい人 |
| 安定系ロング走 | GEL-KAYANO 32 | 22,000円 | 倒れ込みが気になる人 |
| 高性能厚底練習 | SUPERBLAST 3 | 26,400円 | 走力のある中上級者 |
予算を抑えるならCUMULUS 28かNOVABLAST 5の満足度が高く、予算を上げるならNIMBUS 28とKAYANO 32が安心感を、SUPERBLAST 3とMEGABLASTが高揚感を強めるという見方がしやすくなります。
足質と走力から見る相性

同じクッションシューズでも、足の倒れ込みや体重の乗せ方によって履きやすさは大きく変わるため、人気モデルの評価をそのまま自分に当てはめるのではなく、足質と走力で一段フィルターをかけることが大切です。
特にアシックスは安定構造の作り分けが明確なので、ニュートラル向けとサポート向けを正しく選べるだけで、履いた直後の印象よりも実走の満足度が上がりやすくなります。
安定性が欲しい人の判断
着地で足首が内側に入りやすい人、後半に膝がぶれやすい人、体重が大きくかかったときにシューズの外側へ流れる感覚がある人は、クッション性だけで選ぶと走りが不安定になりやすく、安定構造を優先したほうが結果的に快適です。
KAYANO 32は4D GUIDANCE SYSTEMで安定性を強めつつクッションも確保しているため、しっかり支えが欲しい人に向いており、GT-2000 14はそこまで重厚にしたくない人の選択肢として優秀です。
反対に、NIMBUS 28やNOVABLAST 5が合わないわけではありませんが、足元の自由度が高いモデルほど走り方の影響を受けやすいため、脚力やフォームが安定していない段階では恩恵を引き出しにくいことがあります。
自分はニュートラルかサポートかを迷う場合は、ショップで片足立ちや軽い足踏みをしたときに足首が大きく内側へ入るかどうかを見ておくと、シューズ選びの方向性をつかみやすくなります。
ニュートラル向けを選ぶ確認項目
ニュートラル向けシューズは自由度が高く、足運びを自然に感じやすい反面、モデルごとのキャラクター差が大きいため、単に柔らかいかどうかではなく、自分の走り方との噛み合いを確認することが重要です。
とくにNIMBUS 28、CUMULUS 28、NOVABLAST 5、SUPERBLAST 3、MEGABLASTは、同じニュートラル寄りでも方向性がかなり異なるので、以下の確認項目を押さえておくと失敗しにくくなります。
- 踵接地が多いか
- 前へ転がる感覚が欲しいか
- スピード練習もするか
- ロング走中心か
- 厚底のぐらつきが苦手か
この確認だけでも、安心感重視ならNIMBUS、万能ならCUMULUS、弾みが欲しいならNOVABLAST、速さも欲しいならSUPERBLASTやMEGABLASTという整理がしやすくなります。
足質別おすすめ表
足質と走力を一緒に見ると、人気順よりも納得感のある選び方ができるため、最後に代表的なタイプ別のおすすめを表でまとめます。
厳密な診断ではありませんが、購入前の絞り込みには十分役立つ考え方です。
| タイプ | 合いやすいモデル | 理由 |
|---|---|---|
| 初心者のニュートラル足 | GEL-CUMULUS 28 | 扱いやすい |
| 脚を守りたい人 | GEL-NIMBUS 28 | やわらかさが強い |
| 倒れ込みが気になる人 | GEL-KAYANO 32 | 安定性が高い |
| 軽いサポートが欲しい人 | GT-2000 14 | 軽快な支え |
| 弾み重視の中級者 | NOVABLAST 5 | 反発との両立 |
| 高性能厚底を使いこなせる人 | SUPERBLAST 3 | 軽量で高反発 |
足質の相性を無視してスペックの派手さだけで選ぶと、試着時は良くても実走で違和感が出やすいので、クッション性比較は必ず足の安定感とセットで考えることが大切です。
購入前に見落としやすい注意点
最後に、モデル選びがある程度絞れたあとで見落としやすいポイントを押さえておくと、購入後の後悔をかなり減らせます。
とくに厚底シューズは、同じサイズ表記でも足入れの印象や前足部の余り方、走ったときの重心移動が違うため、見た目やレビューの評価だけで決めるのは危険です。
試着時に見るべきこと
店頭で試すときは、立ったときの柔らかさだけで判断せず、軽く足踏みしながら踵が抜けないか、前足部が窮屈すぎないか、接地した瞬間に足首が左右へ逃げないかまで確認することが重要です。
アシックスはワイド展開のあるモデルも多く、幅が合わないだけで本来のクッション性能を感じにくくなるため、サイズだけでなくラストの相性も意識したほうが失敗を避けやすくなります。
- 踵の浮き
- 母趾球の圧迫
- 小指側の当たり
- 足首の倒れ込み
- つま先の余裕
短時間の試着でもこの五点を確認しておけば、レビューで高評価のモデルが自分には合わないという事態をかなり防ぎやすくなります。
厚底クッションで起こりやすい失敗
厚底モデルでよくある失敗は、脚が守られる感覚だけを求めて選んだ結果、接地の位置がずれて回転が落ちたり、シューズに頼りすぎて足首まわりのコントロールが甘くなったりすることです。
たとえばNIMBUS 28やSUPERBLAST 3のような厚みの大きいモデルは、うまく合えば非常に快適ですが、慣れていない人がいきなり長距離で使うと、足裏の位置感覚がつかみにくくなることがあります。
また、反発が強いモデルをゆっくり走用に選ぶと、ペースとシューズの特性が噛み合わず、逆にリズムが取りづらく感じることもあるため、シューズの性能が高いほど用途の一致が重要になります。
購入直後は短めの距離から慣らし、ジョグで違和感がないかを確かめてからロング走へ移るようにすると、厚底特有のクセに体を合わせやすくなります。
モデル選びの最終チェック表
迷ったまま購入しないためには、最後に「何を一番重視するか」を三つか四つに絞って確認すると、候補が自然に減っていきます。
下の表は、最終判断で使いやすいシンプルな整理表です。
| 重視点 | 選びやすいモデル | 考え方 |
|---|---|---|
| やわらかさ | GEL-NIMBUS 28 | 守られる感覚を優先 |
| 万能性 | GEL-CUMULUS 28 | 日常使いしやすい |
| 反発感 | NOVABLAST 5 | 弾みと価格の両立 |
| 安定性 | GEL-KAYANO 32 | 後半の崩れに強い |
| 軽いサポート | GT-2000 14 | 重さを抑えたい |
| 高性能厚底 | SUPERBLAST 3 | 走りの高揚感を重視 |
この表を見て自分の優先順位が一つに決まるなら、もう比較は十分であり、逆に二つ以上で迷うなら店頭試着でその二点だけを集中して確かめるのが効率的です。
自分の一足を迷わず決めるための着地点
アシックスのクッション性比較で大切なのは、最大ソール厚や価格の大小を競わせることではなく、自分が求めているのが「守ってくれるやわらかさ」なのか、「前へ進ませる弾み」なのか、「安定しながら楽に走れる安心感」なのかを先に言語化することです。
そのうえで、やわらかさ最優先ならGEL-NIMBUS 28、万能な反発系ならNOVABLAST 5、安定感込みならGEL-KAYANO 32、価格と扱いやすさのバランスならGEL-CUMULUS 28、軽いサポートならGT-2000 14、高性能厚底ならSUPERBLAST 3やMEGABLASTという整理で考えると、候補はかなりすっきりします。
初心者ほど上位モデルの派手なスペックに引かれやすいものの、実際には週何回走るか、どのペースで使うか、足首がぶれやすいかといった条件のほうが満足度に直結するため、人気の高さより用途との一致を優先したほうが後悔しにくいです。
迷った場合は、まずCUMULUS 28かNOVABLAST 5を基準にして、自分にはもっとやわらかさが必要か、もっと安定感が必要か、もっと反発が欲しいかを判断すると方向性が見えやすくなり、最終的に自分の走りに合う一足へたどり着きやすくなります。


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